研究課題/領域番号 |
19K10642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
門脇 紗也佳 滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (60510344)
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研究分担者 |
藤吉 朗 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (10567077)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 潜在性動脈硬化 / 異所性脂肪 / 大腿筋肉面積 / フレイル / 大腿の筋肉面積 / 大腿の筋肉内脂肪 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の割合が今なお増加しつづける中、要介護状態の前段階ともいえる虚弱状態である「フレイル」が注目されている。動脈硬化性疾患がフレイルを発生させるのみならず、フレイルが動脈硬化性疾患を発生させることが知られている。 本申請は、基研究であるSESSA-Women(基盤(A))の第2期付随課題であり、引き続きフレイルの調査および大腿部CT検査・画像解析を継続する。また、従来の①フレイル、②CT画像解析による大腿筋面積・筋肉内脂肪、③潜在性動脈硬化の相互関連の検討に加えて、基研究で行っている④精密な活動量計による生活活動のデータを新たに解析対象に加え、フレイル・動脈硬化性疾患の予防方策を検討する。
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研究実績の概要 |
高齢者の割合が増加し続ける今日、要介護状態の前段階ともいえる虚弱状態の「フレイル」が注目されている。本申請の前身である「大腿部CTによる筋肉内異所性脂肪および筋肉量、運動機能と潜在動脈硬化との関連」(基盤(C):2016-2018年度)は、本研究の基となる研究のSESSA-Women研究(基盤(A))の付随課題であり、本申請はこのSESSA-Women研究の第2期調査に対応して、引き続きフレイルの調査および大腿部CT検査・画像解析を完遂しようとするものである。 本申請の目的は、一般女性集団を対象とし、(a)大腿部CTによる筋肉内異所性脂肪および筋肉量、運動機能と潜在性動脈硬化との関連を明らかにする、という第1期の調査を完遂すること、(b)第1期の中間解析の結果に基づき、①精密な活動量計による生活活動のデータと②フレイル・③大腿筋の面積および異所性脂肪の割合・④潜在性動脈硬化の3項目との関連を明らかにすること、である。 コロナ禍のため、2021年度に終了予定であったSESSA-Women研究のための調査は一時休止を経て2022年度に終了した。そのため2022年度は、2021年度に引き続き、SESSA-Women研究参加者について以下のデータの収集・蓄積・CT画像の計測作業を行った。 (A)大腿中央部のCT撮影及び大腿筋群の横断面積・筋肉内や筋肉間の脂肪面積(異所性脂肪)の計測・筋肉面積の計測 (B)フレイルに関する問診・運動機能検査の実施:握力・5m歩行テスト・片脚立位保持最大時間・Functional reach test(動的バランス能力の評価)・Timed up and go test(歩行能力や動的バランス、敏捷性等の評価) (C) 生活活動の程度の計測:研究参加者に活動量計(オムロンActive style Pro HJA-750C)の1週間装着を依頼し、データを収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍に伴うその後の拡大防止のため、SESSA-Women研究の調査を2020年度は半年以上、2021年度は約3ヶ月の間、中断せざるを得なかった。そのため、SESSA-Women研究のための調査は2021年度に終了予定であったところ、2022年度に終了した。それに伴い、2022年度に解析・成果公表を行うはずであったが2023年度に延長した。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は収集したデータの解析・成果公表を行う。
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