研究課題/領域番号 |
19K10701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
数井 優子 科学警察研究所, 法科学第三部, 主任研究官 (90356197)
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研究分担者 |
大塚 麻衣 科学警察研究所, 法科学第三部, 研究員 (90801580)
山口 晃巨 科学警察研究所, 法科学第三部, 研究員 (50822087)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | LC-ICP-MS/MS / LC-ICP-MS / ヒ素化合物 / ルイサイト代謝物 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)装置の高精度化、高感度化を背景とし、液体クロマトグラフ-誘導結合プラズマタンデム質量分析(LC-ICP-MS/MS)装置を用いた信頼性の高い化学形態別分析法の構築を行うことを目的とする。また、未知のヒ素代謝物の構造解析を行い、ヒ素化合物摂取後の時間経過及び摂取したヒ素化合物の化学形態の推定のための基礎的検証を行うものである。
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研究実績の概要 |
生体試料中の微量ヒ素化合物のターゲットとして、化学兵器禁止条約で使用が禁止されており、中毒分析における重要な分析対象の一つであるびらん剤のルイサイト(L1)を選択した。 L1は分解が早く、尿からは主に代謝物である2-chlorovinylarsonic acid(CVAOA)として検出されることが知られている。昨年度は、CVAOAとの分離を確認するため、亜ヒ酸、アルセノベタイン、ジメチルアルシン酸、モノメチルアルソン酸及びヒ酸も分析対象として液体クロマトグラフ-誘導結合プラズマタンデム質量分析計(LC-ICP-MS/MS)を用いたCVAOAの分析法の開発を行った。これらのヒ素化合物類を尿に添加した試料を作成し、前処理方法の検討及び分離分析条件を検討し、陰イオン交換系のカラムによりCVAOA を他のヒ素化合物と分離して検出することに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り、ルイサイトの代謝物であるCVAOAをターゲットとしたLC-ICP-MS/MSを用いた分析法を確立したため。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度検討したCVAOAの分析法を論文化するために必要な追加データとして、定量性の確認や再現性データの取得を行い、LC-ICP-MS/MSを用いた生体試料中CVAOAの分析法として成果を報告する。
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