研究課題/領域番号 |
19K10709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
遠藤 由美子 琉球大学, 医学部, 教授 (90282201)
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研究分担者 |
眞榮城 千夏子 琉球大学, 医学部, 講師 (70295319)
玉城 陽子 琉球大学, 医学部, 助教 (70347144)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 看護職 / 自覚症状 / ストレス対処 / へき地 / へき地以外の地域 / 健康 / 離島 / 健康状態 / ストレスコーピング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の全体構想は、全国離島地域の医療施設や診療所に勤務する看護師の未病およびストレスコーピングの実態と、それらの関連を明らかにすることである。 看護職は高ストレスの環境下にあることから、病気の前段階である未病にあるものが少なからず存在することが予想される。なかでも、交通手段が限られマンパワー不足による厳しい環境下にある離島地域在住看護師は、都市部と比較して心身の健康を良好に保つことが容易でないと仮定されるが、その実態は明らかでない。 そこで本研究では、パイロットスタディを基に質問内容を精選した後全国調査を実施し、調査結果を基に、離島地域で働く看護師の健康保持増進の方策を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,離島地域を含むへき地で働く看護職の健康やストレス対処の特徴を明らかにすることである.対象は,へき地の病院,診療所等に勤務する看護職をへき地勤務群,インターネット調査会社の看護職モニタを対照群とし,インターネット調査を行った. 対照群との比較で,仕事上のストレス自覚,ストレスが健康に与える影響および自覚症状ありの割合は,へき地勤務群が高かった.東洋医学調査票を用いた調査で,両群に症状の違いはなく,気が不足していることを示す心身の疲れ,血が滞った状態を示す身体のコリが上位であった.ストレス対処も違いはなく,食べる,寝る,運動,家族や同僚などとのコミュニケーションが上位を占めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまで報告が少ない交通事情や自然条件などが厳しい環境下で職務に従事する看護職の勤務状況や健康状態の特徴を明らかにした.日本看護協会が推進しているストレスマネジメントを基盤としながら,へき地勤務看護職に向けた健康保持増進の方策検討につながる基礎資料が提供できた.
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