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北海道の道央圏外の看護管理者のための継続学習ネットワーク構築と効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K10710
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関札幌市立大学

研究代表者

矢野 祐美子  札幌市立大学, 看護学部, 講師 (80335398)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード看護管理者 / 継続学習 / オンライン学習 / 問題解決 / 地域社会ネットワーク
研究開始時の研究の概要

北海道は広大な土地を有し、地域によって医療資源の偏在がみられる。病院が広範囲にわたる地域の人々の健康を守る拠点としての役割を担っており、病院の機能を支え、医療や看護の質を担保し、地域連携の要としての役割を果たす看護管理者は非常に重要である。看護管理者が効果的に役割を発揮するには、看護管理に必要な情報の取得と継続学習が不可欠であるにも関わらず、物理的距離が大きい地域における継続学習の機会には格差と困難がある。本研究では、北海道の道央圏外において看護管理者のための継続学習ネットワークを構築することが、当該地域の医療や看護の課題解決に影響を与えることができるか検証することである。

研究成果の概要

北海道内の300床未満の中小規模病院に勤務する、昇任初期の看護師長を対象にオンライン学習プログラムを構築した。学習プログラムの構築にあたり、北海道道央圏外の看護管理者へのインタビュー調査、および看護師長の問題解決の概念分析の2つの予備研究を行った。また、学習プログラムは経験学習理論をベースに、臨床現場の事例を題材にすること、リフレクションの期間を意図的にとることとした。また、多忙な看護師長が自身のペースで学習を進めることを可能にすることや新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、学習プログラムはオンライン上に構築した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

看護管理者が効果的に役割を発揮するには、組織管理に必要な情報の取得と継続学習が不可欠であるが、看護管理者の学習機会は多いとはいえない。今回の研究では、北海道という広大な地域において看護管理を実践する者を対象としたこと、300床未満の中小規模病院の看護師長に焦点をあててオンライン学習プログラムを構築したことが特徴である。日本の病院の約8割は中小規模病院である。人口の一極集中と地方の過疎化、高齢化が著しい日本において、看護管理者にとっての効果的な継続学習の体制を構築することは、医療や看護の質担保に重要な意味があり、看護管理者への新たな支援の視点や支援方法への示唆を得たと考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地方の中小規模病院における看護管理者の継続学習の実態とニーズ2022

    • 著者名/発表者名
      矢野祐美子
    • 学会等名
      第60回日本医療・病院管理学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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