研究課題/領域番号 |
19K10728
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
森本 朱実 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00780701)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脳卒中看護 / 脳卒中後うつ / 卓越した看護技術 / 早期発見 / 認知症 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中発症後に脳卒中後うつ病(PSD)を併発すると機能訓練の遅延、希死念慮、再発率上昇等で生活の質が低下する。そのためPSDの早期発見、薬物治療が推奨されている。しかし、脳卒中患者は高齢者が多く、認知症とPSDの症状は類似しているため判別が難しい。未だ看護師がどのようにPSD患者を観察、認知症と判別しているかは十分には明らかにされていない。 そこで、①脳卒中に携わる認定看護師への調査によりPSDの観察技術、類似疾患の判別等の技術を明らかにする。②その結果を基に広く看護師にPSD患者の看護の実態調査を行う。これらにより、PSDがどのようなところで見逃されたり、認知症等と誤認されやすいか検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、脳卒中後うつ病を発症した患者を脳卒中看護に卓越した看護師がどのように観察し類似疾患と判別しているか、その看護技術を明らかにすることである。それらの結果をもとに広く一般病棟で看護を実践する看護師の脳卒中後うつ病看護の実態を評価する。これらにより脳卒中後うつ病患者がどのようなところで見逃されたり、類似疾患と誤認されやすいのかを検討する。 本年度の計画は、脳卒中臨床現場で卓越した技術を有する看護師を対象に脳卒中後うつ病患者をどのように観察し、類似疾患と判別しているか、早期治療につながる卓越した看護技術についてデルファイ法で明らかにする。その結果を一般病棟で脳卒中看護を実践する看護師に調査票で調査し、脳卒中後うつ病看護の実態を明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19感染拡大による医療逼迫が続き、研究対象者が臨床で勤務する卓越した看護技術を有する看護師であるため、本務外である研究に関する協力を得ることが難しい状況が続いていた。COVID-19への医療供給が安定し、協力が得られる時期を待機して、調査を再開したところ、第7波により再度待機状態となった。その後調査を再開したが、第8波後も臨床現場の厳しい状況は続いており、協力がなかなか得られず、計画は予定を大きく遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力を更に依頼し、調査を進めていく。その回答を分析し、卓越した看護技術について明らかにしていく。また、その結果をもとに一般病院で看護を実践する看護師の脳卒中後うつ病患者の看護の実態を調査する。これらにより脳卒中後うつ病がどのようなところで見逃されたり、類似疾患と誤認されやすいか検討していく。最終結果を学会発表、および論文投稿する予定である。
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