研究課題/領域番号 |
19K10729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 兵庫大学 |
研究代表者 |
大植 崇 兵庫大学, 看護学部, 准教授 (80607789)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 看護師 / バーンアウト / 離職の意思 / 認知行動療法 / メンター制度 |
研究開始時の研究の概要 |
【研究目的】本研究では、日本の病院内で看護師のメンタルサポート制度を構築するため、看護師のバーンアウトと離職の意思低減のため認知行動療法を用いたメンター制度を構築することが目的である。 【研究の展開】中堅看護師(メンター)に対し認知行動療法によるスタッフトレーニングを実施し、トレーニングを受けた看護師により、臨床経験1から5年目(メンティー)の看護師に対し認知行動療法を実施し、バーンアウトや離職の意思が低下するか否かを明らかにし持続可能なメンタルヘルスサポートシステム(メンター制度)を構築する。
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研究成果の概要 |
研究1は、メンターを対象に認知行動療法に関するスタッフトレーニングの効果を調査した。看護師向けの認知行動療法チェックリストやバーンアウト指標を用い、介入前後と3か月後を比較。結果、認知行動療法の知識とコミュニケーション能力が向上し、バーンアウトが低下した。研究2では、メンターがメンティーに認知行動療法を提供するプログラムの効果を検証。メンティを対象に、介入前後及び3か月後のストレス、燃え尽き症候群、離職意欲を評価。その結果、介入により看護師のストレスや燃え尽き症候群が減少し、離職率も低下した。以上より、看護師のメンタルヘルスには、認知行動療法に基づくメンター制度が有効である可能性が示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、看護師のメンタルヘルス支援の新たな可能性を示すものである。看護師のメンタルヘルスの問題は社会的問題であり、その支援の可能性を示すことができ、地域社会の患者、家族への看護の質向上に貢献できる可能性が考えられる。
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