研究課題/領域番号 |
19K10738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
井本 英津子 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (00813768)
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研究分担者 |
金子 さゆり 宮城大学, 看護学群, 教授 (50463774)
渡辺 みどり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60293479)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ノンテクニカルスキル / 看護師 / 尺度開発 / 評価指標 / ジェネラリストナース |
研究開始時の研究の概要 |
社会の要請に応えられる安全で質の高いケアを提供していくためには、あらゆる対象者に対して質の高い看護を提供するジェネラリストナースの育成とともに、ジェネラリストナースの能力を生かすことのできる組織支援が必須である。 本研究では、ジェネラリストナースのノンテクニカルスキルを主観的・客観的に評価する指標を開発し、ジェネラリストナースがいきいきと働ける組織的人材育成の方策を検討することを目的として、ジェネラリストナースのノンテクニカルスキル獲得および向上に関する効果的な組織支援のあり方の検討を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、ジェネラリストナースのノンテクイカルスキルを主観的に評価する指標の開発し、ジェネラリストナースがいきいきと働ける組織的人材育成の方策を検討することを目的とする。 看護師のノンテクニカルスキルに関する文献検討から、7つの構成要素(チームワーク、コミュニケーション、リーダーシップ、状況認識、意思決定、タスク管理、ストレスおよび疲労)が示された。しかし、先行研究数が限定されていること、文献検討で示された各項目は、尺度原案を作成するほど具体的な看護師のノンテクニカルスキルを示す内容ではなかった。そのため、実際の現場に即した項目案を作成するため、文献から示された看護師のノンテクニカルスキルの構成要素を参考に、インタビュー調査を実施した。 今年度は、昨年度から継続して、200床以上の病院に勤務する熟練看護師14名を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、看護師のノンテクニカルスキルの構成要素と整合する87項目の「看護師のノンテクニカルスキル尺度」項目案を作成した。さらに、専門家により尺度項目案の内容妥当性および表面妥当性を確認し、80項目の「看護師のノンテクニカルスキル尺度」原案を作成した。 次に「看護師のノンテクニカルスキル尺度」原案を用いて、全国の200床以上の病院に勤務する1335名の病棟看護師を対象に無記名式の質問紙調査を実施した。そのうち、475名に再テストを実施した。現在、質問紙調査を回収中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度、看護師のノンテクニカルスキル尺度の開発を目指していたが、インタビュー調査の分析に時間を要したため、予定より遅れている。現在、質問紙調査の回収を実施している。
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今後の研究の推進方策 |
現在、看護師のノンテクニカルスキル尺度の開発に向けて、質問紙調査を回収中である。 質問紙調査の回収が終了後、尺度開発を目指し①尺度項目の精選、②探索的因子分析による構成概念の検討、③確証的因子分析による構成概念妥当性の確認、④併存妥当性および信頼性の検討を予定している。
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