研究課題/領域番号 |
19K10742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
石田 智恵美 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (50352349)
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研究分担者 |
中本 亮 福岡県立大学, 看護学部, 助教 (20782973)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アクティブラーニング / 知識の変容 / ワークシート / 演習 / 思考傾向 / 知識の活用 / 授業研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,アクティブラーニングにおける知識の変容に着目し,知識の変容を目指したアクティブラーニングの授業の実施と,授業を通して学習者の知識がどのように変化するのかを明らかにするものである。授業は,2016年から2018年までの科研費による研究「看護学生の知識の構造化を目指した演習・実習連携授業の開発」で得られた成果を基にして,課題に対する個人ワーク・グループワーク・全体討議から構成された授業を展開する。教材として開発されたワークシートを本研究の目的に応じて修正し,本研究の教材として使用する。ワークシートへの学習者の記述内容を質的に分析し,知識の変容を明らかにしていく。
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研究成果の概要 |
本研究では,アクティブラーニングによる授業を実施し,看護学生の知識の変容を明らかにすることを目的とした。その結果,体温や血圧測定時に考慮する点について,授業前の記述では,「測定前の安静」,「場所」,「時間帯」,「姿勢」などの文脈で出現し,一方授業後では「点滴をしている場合」,「上腕で測定できない場合」,「疾患や障害に合わせて」,などの事例課題の文脈で出現していた。共起ネットワークでは,授業前は,「患者」や「腕」を確認し「マンシェット」を「巻く」ことに留意,授業後は,「血流」や「循環」,のメカニズムについても言及されていた。これらのことから,課題への回答を通して知識が変容したと評価できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アクティブラーニング型の授業は,「外的活動における能動性を重視するあまり,内的活動における能動性がなおざりになりがち」と指摘されている。このことを踏まえ,学習者の知識の変容に着目し明らかにすることを試みた。今回の研究では,授業の組み立てとして,まず,思考の材料となる知識の獲得状況を,発問と応答の系列で配置したワークシートに回答することで確認し,その知識を活用して,学習者が最終課題に回答できるように作成した。このように,思考のための知識を準備し,それを使って課題に回答するような活動が,知識を活用する思考訓練となり,その後の学習活動につながっていくと考えられる。
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