研究課題/領域番号 |
19K10760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 亜紀 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (80435130)
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研究分担者 |
永松 有紀 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (20389472)
白石 祈枝 産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (90847576)
淺田 義和 自治医科大学, 医学部, 准教授 (10582588)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ブレンド型学習 / 学習の効果 / オンライン演習 / オンライン実習 / より深い学習 / e-ラーニング / オンライン授業 / 学習分析 / 遠隔実習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,昨今求められる看護師の実践力向上に向けて、看護教育を見直し、学習テーマに合った最適な学習方法を探索することである。看護教育だけでなく、多くの教育現場では、さまざまな教育方法が模索されており、看護学教育でもwebを活用したオンライン学習と、従来の対面型学習を取り込んだ「ブレンド型学習」の実践が広がりつつある。しかし、複雑な思考過程を必要とする看護教育では、その成果が十分に検証できていない現状がある。そこで、本研究では、ブレンド型学習を実践し、得られる学習データを学習分析(ラーニング・アナリティクス)によって検証したいと考えている。
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研究成果の概要 |
2020年の新型コロナウィルスの感染拡大状況下での看護学における「オンライン演習」と、「オンライン実習」の構築と実践評価を行った。オンライン演習については、「ケアを思考する」ことを学習目標にした。結果、オンラインにより学生全体で同じ視点を持つことが可能なため、教員が意図する学習ポイントに向きやすく、ディスカッションも活発なものとなった。本報告は、第3回日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会において優秀演題賞に選出された。次に、オンライン実習ではコンテンツの見直しと修正を行った。感染状況が月単位で変化する中、臨地実習とオンライン実習のブレンド型の看護実習の構築について研修会等で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、感染状況により、オンラインにせざるを得ない状況下で、技術から思考へと学習目標を転換することにより、患者の状態に合わせたケアを思考するというトレーニングができ、それは対面で実施してきたこれまでの技術教育では発見できなかったことである。実習においても、今回オンラインと組み合わせることによって、実習での現象をより深く考察することができ、看護学として深い学びを追求することができることがわかった。これは、今後の看護学教育の実践方法の根本的見直しの必要性を示唆するものである。しかし、看護学における学習成果の測定は難しく、形成的評価が課題である
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