研究課題/領域番号 |
19K10766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
大塚 敏子 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (80515768)
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研究分担者 |
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (40452180)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 看護大学 / 高校生 / マッチング / 自己特性 |
研究開始時の研究の概要 |
大学数の増加等により、自己の特性と看護との親和性をよく検討しないまま看護系大学に進学する学生が増えている。一方で、看護系大学側から進学希望者に対し看護職・看護学生として求められる資質について明確な情報提供をしているとは言い難い。これらのことから本研究では、進路選択の際の自己特性と看護とのマッチングに着目し、看護系大学、看護系大学生とその保護者、高校教師への調査を行い、看護系大学が示すべき「高校生の自己特性と看護とのマッチングに有効な要素」を明らかにする。
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研究成果の概要 |
看護系大学等が求める人材に関する情報発信の内容として、2023年4月~6月に全国の看護系大学等のホームページから収集したアドミッションポリシーについてテキスト分析を行った。結果、人への関心を有することを基本として、基礎学力やコミュニケーション能力、主体的に自ら考え行動できる力を有していること、また看護・医療・福祉等を学ぶことや他者への貢献に意欲を持っているなどの人物像が表現されていた。これらの要素は国が示す「看護系人材として求められる基本的な資質・能力」や先行研究で報告されている看護職に必要な資質と共通しており、高校生の特性と看護との親和性を検討する上で重要な要素を表していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、看護系大学等のアドミッションポリシーには、基礎学力以外にも、高校生が持っている特性として、人への深い関心を基本として、社会貢献等への意欲や多様な価値観を理解する能力、基本的な協調性やコミュニケーション能力、主体的に学ぶ姿勢といったキーワードが示されていた。看護系大学がアドミッションポリシーとして発信している情報には、高校生が自己の特性や能力と看護との親和性を考えるために必要な要素が含まれていると考えられた。今後は、高校生や進路指導の教員、保護者への調査を行い、これらの大学側の情報発信がどのように捉えられ、生徒と看護との親和性の検討に活用されているかを明らかにする必要がある。
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