研究課題/領域番号 |
19K10768
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 森ノ宮医療大学 (2022) 天理医療大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
内田 宏美 森ノ宮医療大学, 看護学部, 教授 (30243083)
|
研究分担者 |
津本 優子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (30346390)
古賀 美紀 (福間 美紀) 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40325056)
坂根 可奈子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (40559267)
宮本 まゆみ 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (80551746)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 訪問看護 / 医療安全管理 / 地域ネットワーク / コンサルテーション / 医療安全 / 感染管理 / 遠隔会議 / zoom ミーティング / スカイプ |
研究開始時の研究の概要 |
訪問看護における医療安全地域ネットワークとコンサルテーション・システムを構築する。県看護協会の協力を得て、県内の各訪看所長の任意の参加によるメール会議システムを構築し、さらに、医療安全に関する課題について、経験豊かな医療安全管理者・研究者と訪看の所長又は医療安全担当者とがスカイプによる双方向性の相談・助言を行うシステムを構築する。コンサルテーションの効果については、医療安全活動の実践度および変革的リーダーシップ行動得点の変化から実証する。
|
研究成果の概要 |
Covid19感染拡大で訪問看護ステーションの業務がひっ迫し、研究協力者を得るに至らなかった。また、アクションリサーチの成果指標として、訪問看護管理者用の医療安全管理活動自己評価尺度を準備していたが、パンデミックへの対応を経験して、評価尺度自体の再構築が必要となった。 そこで、訪問看護管理者とのアクションリサーチの成果指標となる自己評価尺度の策定を優先した。従来の尺度23項目に、看護の質保証及びパンデミック下での地域包括ケアの推進に関する項目を加え、訪問看護管理者の医療の質・安全管理活動の実態についてwebによる全国調査を行った。分析の結果、8カテゴリ32項目を評価指標として妥当とした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
訪問看護には医療安全管理に関する明確な基準はなく、医療安全管理者の配置も義務付けられていないため、医療安全管理を含む事業所運営管理全般を事業所管理者が担い、その実践は事業所管理者の認識・経験を頼りとする自助努力に委ねられている。一方、Covid19パンデミックにより、訪問看護管理者には、従来の医療安全管理の範疇を超えた「医療の質・安全管理」の実践が期待されている。 本研究は、アクションリサーチにより現場の訪問看護管理者が抱えている医療安全管理上の課題の解決を図り、訪問看護管理者の医療の質・安全管理のスキルアップを目指す取り組みであるが、その推進の基盤となる成果指標を整備した意義は大きい。
|