研究課題/領域番号 |
19K10771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田中 久美子 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 副看護師長 (90806788)
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研究分担者 |
八代 利香 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50305851)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 看護職 / 新型コロナウィルス感染症 / 地域 / 大学病院 / 地域貢献 / 地域連携 |
研究開始時の研究の概要 |
シミュレーション教育は,瞬時に的確な判断や行動が求められる看護師の実践力の向上において有用な学習法であるが,地域の医療機関における実践の現状は明らかではない。 本研究では,全国の国公私立大学病院における地域の医療機関で働く看護師を対象としたシミュレーション教育の実態調査行い,地域の看護師へのシミュレーション教育の実施の現状と課題を明らかにする。次に,地域の医療機関へのシミュレーション教育における実態調査を行い,現状と課題を明らかにする。それらの結果をふまえて,大学病院と地域の医療機関との連携型シミュレーション教育モデルの試行・構築を行い,地域の医療機関で働く看護師の看護実践力向上をめざす。
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研究実績の概要 |
2019年度は、全国の大学病院における地域の看護職へのシミュレーション教育の実態調査を行った。この結果をもとに、2020年度は、地域の看護職へのシミュレーション教育の実施を可能とする要因調査を行う予定であったが、COVID-19パンデミックの影響で実施できなかった。その後3年経過し、対象となる大学病院の人員異動や研修内容の大幅な変化の可能性があり、この調査の実施を見送ることとした。 2021年度の調査は予定通り行い、地域の医療機関におけるシミュレーション教育の実態や課題、COVID-19による教育への影響が結果として示された。これらのことを踏まえ、2023年度は、地域の看護職の看護実践能力の向上をめざす本研究の計画の見直しが必要となった。さらに、2021年度から全国的に新人を含む看護師の離職率の上昇が問題となり、看護師教育への注目度もさらに高まった。そこで、本研究の目的を達成するためには、COVID-19パンデミックにより、多大な影響を受けた看護師の看護実践能力を明らかにする必要があると考えた。COVID-19パンデミックは、病院における継続教育だけではなく、看護基礎教育にも大きな影響を与えた。臨地実習は中止・変更され、シミュレーション教育が代替実習としてこれまで以上に取り入れられた。そこで、COVID-19パンデミックにより長期にわたる教育の変化を受けた新人看護師を対象として、看護実践能力に関する研究を2024年度に実施する予定である。2023年度は、研究を始めるにあたり、国内外のCOVID-19パンデミックと看護実践能力に関する文献調査を行い、研究計画を立案する準備をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度に実施予定であった調査が、新型コロナウィルス感染症の影響で計画変更せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画の変更をおこない、2024年度は、新型コロナウィルス感染症による看護基礎教育の環境の変化が看護実践能力に与える影響について調査を行う予定である。その結果を踏まえて地域の看護職へのシミュレーション教育について計画を進めていく予定である。
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