研究課題/領域番号 |
19K10774
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
佐藤 淑子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40249090)
|
研究分担者 |
平尾 百合子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (50300421)
喜田 雅彦 大阪公立大学, 看護学研究科, 助教 (10844227)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 診療所 / 感染対策 / 感染管理活動 / 感染管理 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域医療を支える重要な役割を担っている有床・無床診療所(以下、診療所とする)において看護師が実践している感染管理活動の実態から課題を明らかにし、診療所における効果的・効率的な感染管理のための指標を作成することを目的としている。 本研究では、実態調査によって診療所の感染管理活動の課題を明らかにし、経費や人員を考慮した効果的で効率的な感染管理活動の指標を作成した後、複数の協力施設で導入し、評価・修正しながら完成させるものである。
|
研究成果の概要 |
2019年度~2020年度に実施した診療所の看護師を対象とした調査と2023年度に実施した診療報酬の「外来感染対策向上加算」に関する調査の結果、診療所の効果的・効率的な感染管理の指標作成にあたり、施設の感染管理体制および感染対策に必要な物品の充足状況、施設で隔離やゾーニングが可能なスペースの有無、スタッフの感染対策の遵守状況等といった診療所に関する要素に加え、感染対策に関する診療所からの相談や支援の要請に対応可能な地域内の病院の存在といった地域連携に関わる要素が重要となることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
診療所は、日常に密着した一次医療を担っている重要な施設であり、診療所での感染対策が適切でなければ地域住民への感染拡大はいうまでもなく、二次医療や三次医療を担っている医療機関への感染拡大は甚大な影響を及ぼす。しかし、感染管理の有資格者がいる診療所は稀であり、感染対策を充実させるための診療報酬上の加算も存在しなかった。そのため、経費や人員を考慮した効果的で効率的な感染管理活動の指標の検討は重要な課題といえる。
|