研究課題/領域番号 |
19K10782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
八木 街子 (佐伯街子) 自治医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60610756)
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研究分担者 |
村上 礼子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (60320644)
都竹 茂樹 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (70467869)
山内 豊明 放送大学, 教養学部, 教授 (20301830)
中野 裕司 熊本大学, 総合情報統括センター, 教授 (40198164)
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
益田 美津美 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (60384153)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 遠隔学習 / 学習支援 / 継続教育 / 看護師 / 特定行為研修 / 専門職継続教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,特定行為研修に関わってきた経験をもとに,看護職の遠隔学習を促進・継続させるための最適な学習支援プログラムを構築する.このプログラムには,ICT活用支援,学習管理支援,最適コンテンツの開発,メンタリングを含む.研究対象は遠隔学習を実施し,年齢層も多様である特定行為研修の指定研修機関に所属する研修生とし,プログラム実施前後のオンライン学習者コンピテンシーの獲得状況,遠隔学習修了率や自己調整学習方略の変化にて評価する.
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研究成果の概要 |
看護職の遠隔学習の機会は増加したものの,看護職の中には遠隔での学習に対する適応が困難であり,進捗が滞る,もしくは,学習を止めてしまうこともある.そこで,本研究では遠隔学習を実施する看護職の学習傾向を分析した上で,学習に必要なコンピテンシーを涵養するためのトレーニングコースを,デザイン研究のプロセスに沿って開発した.その結果,トレーニングコースを受講した看護職の遠隔学習でのドロップアウト率が低下し,また,オンライン学習に必要な情報通信技術を活用するリテラシーの向上,学習計画の立案と修正に関する能力の向上が見られたことが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,看護教育に加えて,教育工学や情報工学の観点からプログラム開発を行った点で独自性がある.構築した学習支援プログラムは,当初予定していた看護職の復職支援,地域・へき地医療や在宅医療に寄与する看護職への学習支援になるだけでなく,新型コロナウィルス感染症の影響を受けて拡大した看護職の遠隔学習に対するニーズに合っていた.また,看護職だけでなく同様の状況が推察される他の医療職への適応も可能である.
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