研究課題/領域番号 |
19K10787
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
城生 弘美 東海大学, 医学部, 教授 (60247301)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 高度看護実践者 / 看護師 / フィジカルアセスメント力 / 促進 / 看護実践者 / 促進要素 / 高度な看護実践者 / フィジカルアセスメント / アセスメント力 / 高度な看護師実践者 / 定着促進 |
研究開始時の研究の概要 |
2025年問題のみならず、今後のわが国の人口構成及び疾病構造を見据えると、看護師の果たすべき役割はますます拡大すると考えられる。一方、フィジカルアセスメントが看護基礎教育に導入されたのは1997年以降であり、臨床現場の責任・中核を担う世代の看護師の多くが「観察の重要性」を言われながら、具体的方策が教授されなかった現状がある。そのような中、専門看護師や認定看護師、特定行為ができる看護師養成が開始され、どの教育課程にも必修科目としてフィジカルアセスメントが組み込まれ、その重要性が認識されている。 本研究は、臨床経験10年以上の看護師のフィジカルアセスメント力定着を促進するための方略を示す。
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研究成果の概要 |
高度看護実践者のフィジカルアセスメント力定着を促進する要素の構造化を目指すにあたり、A県内の全病院の看護師を対象に、自分自身のフィジカルアセスメント力向上のためにどのような物理的・人的資源を活用しているかについて調査研究を行った。 調査対象者はA県内317病院中、協力の得られた21病院3349名の看護師で933名(回収率27.9%)から回答を得た。基本属性は、女性が847名(90.8%)、専門学歴は専修学校が最も多く599名(64.2%)、職位はスタッフ698名(74.8%)が主であった。フィジカルアセスメント研修受講経験有は473名(50.7%)、無は451名(48.3%)であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フィジカルアセスメントは2009年度の看護基礎教育への導入をはじめ、その後高度な看護実践を必要とする認定看護師、専門看護師、特定行為を行う看護師養成において共通科目として本格的に導入された。今後の人口構成や疾病構造等から派生する問題への対応において、臨床経験年数に関わらず的確な臨床看護判断能力を確実に身に付ける必要に迫られている。現在、具体的な教授内容や方法について、十分な合意が得られているとは言えないため、看護師個々がフィジカルアセスメント力向上をどのように実施しているかについて明らかにすることは意義がある。
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