研究課題/領域番号 |
19K10795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
間脇 彩奈 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (10533341)
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研究分担者 |
藤本 悦子 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (00107947)
中西 啓介 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (10464091)
竹野 ゆかり 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (20509088)
大島 千佳 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (30405063)
川西 康友 国立研究開発法人理化学研究所, 情報統合本部, チームリーダー (50755147)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / スキンケア / 皮膚画像 / 皮膚表面構造 |
研究開始時の研究の概要 |
リンパ浮腫ケアのエビデンス構築にあたり、リンパ浮腫の程度を評価する統一した指標を作ることは喫緊の課題である。私たちはこれまでリンパ浮腫患者の皮膚の変化に注目して研究を行い、リンパ浮腫患者の皮膚表面構造は水分の貯留状況に合わせて変化していることを見出した。本研究では近年、多くの分野で画期的な効果をもたらしている人工知能や画像解析技術を、皮膚表面構造の画像解析法の解明に使用する。皮膚表面構造を数量化し、浮腫の程度との相関を明らかにすることで新しいリンパ浮腫評価指標を開発し、国内外のリンパ浮腫患者に使用できるツールの基礎とする。
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研究実績の概要 |
リンパ浮腫は慢性的なものであり、継続的なケアや診断が必要になるが、それらに要する労力は大きく患者の負担が大きい。この負担を軽減するために、統一した指標やケアのエビデンスを確立し、より簡便で適切なケアを検討することは喫緊の課題である。 私たちはこれまでリンパ浮腫患者の皮膚の変化に注目して研究を行い、リンパ浮腫患者の皮膚表面構造が変化していることを観察してきた。本研究では、まだ多くのことが明らかにされていないリンパ浮腫患者の皮膚表面構造に着目し、リンパ浮腫の皮膚の評価とすることができるかを明らかにすることを目的としている。 2021年度までに、皮膚表面構造の拡大画像を用いて皮溝と皮丘を明瞭化させるための処理方法、分析方法を検討することができたため、今年度は既存のデータを使用して画像処理および分析を行った。その結果、リンパ浮腫患者の患側では皮丘面積の割合が大きくなる傾向が見られ、リンパ浮腫の特徴を表している可能性が示唆された。しかし、同日に撮影されたMR画像で確認できる水貯留状況とは同様の傾向が見られなかった。被験者数が少なかったため課題は残すものの、水貯留以外の皮膚内部構造の変化が影響する可能性も考えられた。この結果は次年度の学会で発表する予定である。 また、今回の画像処理は手作業で行ったが、作業の効率化や妥当性を向上させるために、自動化させる必要があった。次年度はこの画像処理を自動化する方法の検討、さらに、結果の臨床的意味を明らかにするために、健常人の生理的浮腫での変化について調査し、分析を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
既存データを用いて画像解析方法を確立、解析を進めることができた。また、より臨床的意義を明らかにするために、健常人の生理的浮腫についての調査を行う準備が整っている。新規被検者のリクルートについても検討が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
健常人の生理的浮腫における、皮膚表面構造(画像)の変化を調査し分析を進める。さらに、過去のデータを用いて患者背景や浮腫の程度を示す他の指標との関連性についても分析を進める予定である。
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