研究課題/領域番号 |
19K10805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2021-2022) 大阪府立大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
大江 理英 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (20802416)
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研究分担者 |
杉本 吉恵 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (40280185)
籏持 知恵子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (70279917)
田中 京子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90207085)
北村 愛子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90772252)
林田 裕美 大阪公立大学, 看護学研究科, 准教授 (10335929)
徳岡 良恵 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (30611412)
井上 奈々 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (80611417)
豊島 美樹 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 主務 (70838812)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 救急看護師 / 自律性 / 教育プログラム / 救急看護 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、看護基礎教育から臨床へ救急看護師の自律性を育む救急看護教育プログラムの構築を目的とする。救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育内容を基盤に現任教育用プログラム原案を作成し、現任教育での検証を経たうえで構築する。次いで看護基礎教育である学部教育へフィードバックを行い、看護基礎教育用プログラムを構築する。救急看護に精通する急性・重症患者看護専門看護師の教育や相談機能を生かし、次の学びにつなげる深い学習をすすめ方法の熟達へ導くアクティブ・ラーニングにより、救急看護師の自律性を高める汎用的な看護基礎教育から臨床につづく実践的な救急看護教育プログラムを検討する。
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研究実績の概要 |
救急看護師の自律性を高める教育プログラムの作成において,救急看護師の自律性を高める教育に関する先行研究の検索を続けていたが見当たらず,救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容を明らかにするために行った質的帰納的研究の結果をさらに検討した。半構成面接にて得られたデータを逐語録にし,救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容を表現している部分を抽出し,コード化し,類似する内容をサブカテゴリ,カテゴリとした。救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容は,救急看護に必要な知識や技術が獲得できるように学びのプロセスを整え、看護実践を振り返る機会を持っていることなどが明らかとなった。このような救急看護師の自律性を高める支援に関する質的帰納的研究や先行研究からの知見をもとに研究者間で教育プログラムの洗練化を図り、ファシリテーターガイドの作成ならびに現任教育用プログラム原案を作成した。本年度は救急看護師に現任教育用プログラム原案を実施し、評価する予定であった。しかしながら、長期化するCOVID-19感染拡大に伴い、救命救急センターに勤務する看護師の負担への配慮や、行動規制などの状況が長期化していたことから、救命救急センターに勤務する看護師を対象とした自律性を高める教育プログラムについては実施できなかった。現在はCOVID-19について、5類へ移行したため、具体的に研究を進めるために必須となる研究倫理審査に向けた資料を作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は、救命救急センターに勤務する救急看護師を対象に自律性を高める教育プログラムを実施する介入研究のために、COVID-19感染拡大の影響を受けて、実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
現在、教育プログラムを作成し介入に向けて研究者間での討議を行っている。研究実施対象である施設の受け入れも確認したうえで研究倫理審査を受審する予定である。
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