研究課題/領域番号 |
19K10807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
藤野 靖博 福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20405559)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | カプサイシン / サーキュレーター / 睡眠導入 / カプサイシン成分 |
研究開始時の研究の概要 |
この研究では、カプサイシン成分とサーキュレーターを用いて、より簡便に睡眠導入効果が得られる方法を実験的に検証する。 血管を広げる作用があると考えられるカプサイシン成分を足の裏に塗り、末梢の血管を広げる。その後、直線的に風を送ることができるサーキュレーターを用いて末梢の皮膚からの熱放散をしやすくすることで、すみやかに体の中の温度(深部温)を低下させ、睡眠状態に入りやすくできる方法について検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、カプサイシン成分とサーキュレーターを用いて、より簡便に睡眠導入効果が得られる方法を実験的に検証することである。足底にカプサイシンジェルを塗布し、末梢血管を拡張させ、その後、サーキュレーターを用い末梢皮膚からの熱放散を促進することで、深部温を低下させ、睡眠状態へ移行しやすくできるようにする。 カプサイシンジェルとサーキュレーターを用いた睡眠導入効果を実験的に検証するため、実験中は皮膚温(体幹皮膚温と末梢皮膚温)の温度勾配を測定、睡眠情報を得るための脳波と眼球の計測、自律神経指標、深部温を経時的に測定する。 2023年度は、前年度のプレテストの結果を踏まえて皮膚温度計の貼付部位を決めることができた。またカプサイシンジェルの塗布方法も工夫することが出来た。さらにサーキュレーターの使用方法についても決めることができた。その上で2023年度は本実験を本格的に開始する予定であった。同年新型コロナウイルス感染症の流行状況は下火になってきたが、本学の特性上、医療機関等への実習を控えている研究協力者及び研究者の新型コロナウイルス感染症への不安があり、研究協力者が確保できず、本実験へ踏み切ることがなかなかできない状況で、思うように実験が進まなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は、本実験を本格的に開始する予定であった。新型コロナウイルス感染症の流行状況は下火になってきたが、本学の特性上、医療機関等への実習を控えている研究協力者及び研究者の新型コロナウイルス感染症への不安があり、予定していた通りに実験が進まなかった。そのような中、当初予定していた研究計画の実行が十分に行えなかったため(3)やや遅れていると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、効率的に研究データが収集できるように実験数を増やして検証を進めていく。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類感染症から5類感染症へと変更に伴い医療機関等の制限が緩和されつつあり、これまでよりも被験者のリクルートがスムーズに進む可能性が高いため、研究を推進していく。引き続き研究協力者の感染予防に最大限配慮し、可能な限り実験数を増やしていこうと考えている。その上で、睡眠情報を得るための脳波と眼球の計測、自律神経指標、深部温等の得られたデータを解析し、カプサイシンジェルとサーキュレーターを用いた睡眠導入効果の詳細な検証を行っていく。
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