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交流分析を用いた、新人看護師の就労支援の在り方の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K10810
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

小川 真規  自治医科大学, 医学部, 教授 (70525451)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード新人看護師 / 交流分析 / 不適合 / 早期離職 / 不適応 / 就労支援
研究開始時の研究の概要

新人看護師の離職については、性格、不安特性、コミュニケーション能力などの特性に、仕事要因が加わることで自己の限界を感じ、離職につながってことが多い。よって、どのような特性を持つ者が、自己限界に陥りやすいのか、また、どのような仕事要因に接することで自己限界に陥るのか、これらの傾向をつかむことができれば、高リスク者に焦点を当てた、個のフォローが可能となる。
入職時に新人看護職の特性を、交流分析法などにて調査する。その後自己限界を感じた者と業務が継続できている者との特性比較、また自己の限界を感じた者の要因を聴取し、特性―要因の関連を解析し、自己限界に陥りやすい特性傾向をつかむ。

研究成果の概要

特定機能病院に入職した新人看護師の交流分析による性格・対人傾向、特性不安などのデータを収集し、1年で不適合を呈した群を症例群、生じなかった群を対象群とし、不適合を呈しやすい特性を解析した。
353名が参加し、症例群32名、対象群304名を解析した。
新人看護師の特性として、批判的な親の自我(CP)<保護的な親の自我(NP)、順応の子供の自我(AC)>自然の子供の自我(FC)、順応の子供の自我(AC)>反抗の子供の自我(RC)の3要因を持つ者が多かった。しかし、これらに加え、性格で自己否定傾向、特性不安、低看護師志向性を持つ者については、持たない者に比べ不適応を呈する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

看護師不足は社会的問題である。厚生労働省の調査では、1年以内に離職する者が多い。また、新人看護師が離職した際、看護師として再就職は、ハードルが高いことも多く、看護師自体を辞める傾向がある。よって、新卒看護師の早期離職防止が看護師不足対策に有効である。
本研究では、性格検査、対人スキル、特性不安などを組み合わせることで、早期離職者に、非離職者と比較し、一定の傾向がみられた。早期離職のリスクをはらむ特性を持つ者に、個人に焦点を当てた介入を行うことで早期離職が減らせる可能性があり、新人看護師の就労支援の在り方が提唱できたことは意義が大きい。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 交流分析を用いた新人看護師の就労支援の在り方の検討2022

    • 著者名/発表者名
      小川真規
    • 学会等名
      第95回日本産業衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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