研究課題/領域番号 |
19K10811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
横田 素美 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10188815)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 地域包括ケア病棟 / 看護師 / 高齢者 / 在宅への復帰 / 高齢者患者 / 在宅療養 / 200床未満病院 / 看護実践能力 / 在宅復帰支援 / 200床未満の病院 / 在宅復帰 / 看護教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
質の高い在宅医療や訪問看護の確保のために200床未満の小規模病院が地域医療を支える基盤となっていくことが推進されている。そのため、こうした病院の地域包括ケア病棟の看護師が、高齢患者やその家族のQOLを維持した在宅復帰を支援していくことになる。しかしながら、200床未満の病院では、看護師の継続教育に携わる人員も十分とは言えない状況になり、高齢患者の在宅復帰を可能とする看護実践力をそれそれの病院内の教育で培うことは困難な面も大きい。こうした状況に鑑み、200床未満の病院の看護師が高齢患者とその家族のQOLを維持した在宅復帰を可能とする看護実践能力を修得するための教育プログラムの開発を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は、調査実施して、分析を行い、教育プログラム(案)の作成予定であった。しかし、調査協力をお願いしていた医療機関からコロナ病棟を再度、開棟しなければならない状況となったため、看護師への面接調査は見合わしてほしい旨の申し出があり、調査実施ができなかった。そのため、調査結果をもとに教育プログラム(案)を作成する手順であったが、地域包括ケア病棟の勤務経験者や高齢者看護分野の専門家を交えて、地域包括ケア病棟において高齢者が在宅に戻っていけるための支援を実践する上で困難となっている課題についてブレインストーミングを実施した。中でも、高齢者の「意思」を臨床の看護師がどのように捉えているのかについて疑問が出された。特に認知に問題を抱えている高齢者の「意思」をどのように捉えているのか、また基本的欲求への意思は見出せても、高次の脳機能を要する「意思」に関しては、見出せているのか、あるいは尊重できているのかという疑問が投げかけられた。高齢者の「意思」、特に在宅に戻ることへの「意思」を地域包括ケア病棟の看護師はどのように捉えているのか、認知を抱えている場合、本人の「意思」というものを看護師の中で認めているのかどうか、その理由、判断基準などに関して、あらためて調査することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は、調査実施して、分析を行い、教育プログラム(案)の作成予定であった。しかし、調査協力をお願いしていた医療機関からコロナ病棟を再度、開棟しなければならない状況となったため、看護師への面接調査は見合わしてほしい旨の申し出があり、調査実施ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度であるため、看護専門職者でアルバイトに従事してくれる方と契約し、データ収集ならびに入力に携わってもらい、ブレインストーミングで見出した内容に関する調査を進めると同時に、その内容を中核にしながら教育的プログラムの作成に取りかかり、検証を進める。
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