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急性期病院病棟看護師の夜勤帯勤務におけるストレスイベントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K10812
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

櫻井 順子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (80838681)

研究分担者 小林 弘幸  順天堂大学, 医学部, 教授 (50245768)
川崎 志保理  順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (10204710)
山本 宗孝  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (50338414)
鵜澤 久美子 (桑江久美子)  順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (50635167)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード働き方改革 / 看護師 / ストレス / リスクマネジメント
研究開始時の研究の概要

看護師に対するストレス評価の研究は、アンケート等による主観的な評価が多く、客観的で簡便な評価方法が求められている。近年、非侵襲的で簡便に採取できる唾液に着目し、疲労とストレスの生理学的な評価方法が注目されている。唾液成分と自律神経機能を指標とした、看護師のストレスに対する客観的評価は、看護師の労働が身体にどのように影響しているかを明らかにすることができ、健康被害を予防することができる。また、自律神経を経時的に計測することによって、身体にストレスを与えている要因が明確になることは、看護師の業務体制見直しの1つとなり、厚生労働省の政策である「医療従事者の勤務環境の改善」に寄与することを期待する。

研究実績の概要

本研究は、医療従事者のストレスに対する客観的評価方法の提案である。看護師に対するこれまでの疲労評価方法は、アンケート等による主観的な評価や身体の疲労を測定したものが多く、客観的で簡便な評価方法が求められている。近年、非侵襲的で簡便に採取できる唾液に着目し、疲労とストレスの生理学的な評価方法が注目されている。唾液成分と自律神経機能を指標とした、看護師の疲労およびストレスに対する客観的評価は、看護師の労働が身体にどのように影響しているかを明らかにすることを目的としている。また、夜勤帯看護師のストレス原因として、長時間による勤務が最大の要因であるのか、時間帯によるものなのか、もしくは変調をきたす要因となるストレスイベントがあるのかも合わせて検証していく。
2022年度前半においても、COVID-19流行下により現場の看護師に対する研究が実施できていなかったが、2023年3月に以下実験を施行することができた。
2023年度は測定したデータを分析し、病棟別、勤務年数別、勤務形態(日勤・夜勤)別で群に分け、解析を行ったところ、いくつかの測定項目において勤務形態での有意な差が認められた。また、主観的評価であるアンケート調査と客観的評価である唾液バイオマーカーの結果に相関がみられたため、本結果は信頼性のあるものと考えられる。今後、経時的に測定した自律神経指標の分析ならびに既に一次解析が完了したアンケート調査および唾液バイオマーカーのサブ解析を進めることで、更なるストレスの要因を検証していきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度末にようやく実験を行うことができ、昨年度はデータ分析を行った。今後、論文化を進めていく。

今後の研究の推進方策

看護師の日勤と夜勤でのストレスの差を調査するにあたっては、多くの被験者に対して実施することが可能と考えられる。本研究の成果によって、本質的な「医療従事者の働き方改革」提唱の一助となると考えられるが、あくまでも現状の把握であり、ストレス低減に関わる介入には至らないため、実現可能かつ簡易的な方法でのストレス介入方法を検討していくことが課題となると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 炭酸水摂取による抗ストレスに与える効果の検証2021

    • 著者名/発表者名
      唐澤 沙織、山本 宗孝、山口 琢児、胡 愛玲、川﨑 志保理、小林 弘幸
    • 学会等名
      第21回日本抗加齢医学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 大学病院で勤務する医師に高いストレスを及ぼすイベントの現状把握2020

    • 著者名/発表者名
      唐澤 沙織、櫻井 順子、山本 宗孝、川﨑 志保理、養田 絢子、小林 弘幸
    • 学会等名
      第22回日本医療マネジメント学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 大学病院で勤務する医師に高いストレスを及ぼすイベントの現状把握2020

    • 著者名/発表者名
      唐澤 沙織,、櫻井 順子、 川﨑 志保理、養田 絢子、小林 弘幸
    • 学会等名
      第22回日本医療マネジメント学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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