研究課題/領域番号 |
19K10825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
武山 雅志 石川県立看護大学, 看護学部, 名誉教授 (50381695)
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研究分担者 |
曽根 志穂 金城大学, 看護学部, 講師 (30381700)
金谷 雅代 (東雅代) 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80457887)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 防災キャンプ / フォーカシング / 看護学生 / コミュニケーション / 新型コロナウイルス / コミュニケーション・スキル / 研究実施可能性 / 新型コロナ / ソロキャンプ / 情報収集 / コミュニケーション教育 / 体験活動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、看護学生のコミュニケーションの表出系スキル(表現力および自己主張)を高めるために体験活動とフォーカシング技法を用いて、その有効性を検証することである。 研究方法は防災活動に興味を持つ看護学生を対象に防災教育の一環としての水や電気、食料が制限された非日常的な体験である防災キャンプとそこでの振り返りをフォーカシング技法を用いて行う。このような介入を行う介入群と非介入群のコミュニケーション・スキルを介入前後で比較することで本研究での介入の有効性を検証する。コミュニケーション・スキルについてはENDCOREs尺度を用いて測定する。
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研究成果の概要 |
本研究の準備として防災キャンプ・プログラムの動画とフォーカシング技法のマニュアルを作成した。COVID-19感染拡大が影響して研究協力者が集まらず、研究期間を延長した。しかし参加群は4名だけにとどまった。非日常体験として宿泊体験を予定していたが、感染リスクを考慮して、デイキャンプ方式の防災キャンプに変更した。 参加群の人数が少ないため、非参加群との間でコミュニケーション・スキルについて統計的な検定はできなかった。しかし学生個々のコミュニケーション・スキルの変化を検討したところ、表出系スキルの変化だけではなくさまざまな形があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はCOVID-19感染拡大の影響を受け、研究協力者を十分に集められず、非日常体験を十分に実施できず、実証的な研究成果を上げるには至らなかった。しかし学生個々のコミュニケーション・スキルの変化はにさまざまであることが明らかとなった。 臨床現場における事例がより複雑化している現状を考慮し、自己表現を中心とした豊かなコミュニケーション・スキルを身につけ、信頼関係を構築できることが期待されている。それを可能にするために、非日常体験を通じた自己肯定感の改善と自己感覚への気づき、そしてそれを言語化するフォーカシング技法は欠かせないものと考える。このような研究アプローチは今までにはなかったものである。
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