研究課題/領域番号 |
19K10839
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
篠田 かおる 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (70329829)
|
研究分担者 |
三善 郁代 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (00440727)
内藤 宗和 愛知医科大学, 医学部, 教授 (10384984)
平井 宗一 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70516054)
福重 香 愛知医科大学, 医学部, 助教 (30805023)
畑山 直之 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (80534792)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ファインバブル / 洗浄・殺菌 / 感染予防 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、『医療器材および医療従事者の手指の洗浄・殺菌に適したファインバブルの条件を決定する』ことを目的とする。 研究は段階的に構成し、研究1ではファインバブルの殺菌効果に関する基礎実験をin vitroにて行う。研究2では中小病院や在宅ケアの場で再利用されることの多い医療器材における洗浄・殺菌効果を実験的に検証する。研究3では手指衛生における洗浄・殺菌効果および安全性を検証する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、医療器材および医療従事者の手指の洗浄・殺菌に適したファインバブルの条件を決定することを目的とした。 その結果、①大腸菌に対して、コントロール(air溶存水)、air-ファインバブル水、オゾン-ファインバブル水、オゾン溶存水の殺菌もしくは増殖抑制効果を検証し、オゾン-ファインバブル水には、洗浄・殺菌効果があることが示唆された。②次亜塩素酸溶液においては、ファインバブル(airおよびオゾン)による明確な殺菌増強効果は得られなかった。③手指衛生への導入を目指し、手指の常在菌に対するオゾンファインバブルの殺菌効果に関する実験を行い、手指の常在菌の減少効果があることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ファインバブルを用いた医療器材および医療従事者の手指の洗浄・殺菌は、「簡便」、「安全」、「安価」な新たな方法になる可能性が高い。また、オゾンは低濃度であれば安全性が高い気体であり、オゾンファインバブル水による洗浄・殺菌は、薬剤を使用しない人体に安全な方法として期待される。
|