研究課題/領域番号 |
19K10840
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
三木 明子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (30315569)
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研究分担者 |
篠崎 良勝 城西国際大学, 福祉総合学部, 准教授 (80405737)
的場 圭 関西医科大学, 看護学部, 講師 (20780448)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 暴力への対応 / トレーニング / 訪問看護師 / 訪問介護員 / プログラム / 暴力への対応力 / 暴力対応 / 暴力 / 訪問看護師・介護員 / 対応力 / 暴力・ハラスメント防止対策 |
研究開始時の研究の概要 |
在宅ケアの現場は医療機関と異なり、基本的に一人で利用者宅を訪問するため、暴力発生時に十分な支援体制がとれない現状がある。さらに、サービスを提供する職場環境の密室性があること、24時間訪問巡回サービスを展開していることから、暴力発生のリスクが高いが十分な安全体制が整っていない。そこで、本研究では1と2を実施する計画である。 1.訪問看護師へのヒアリング調査・ニーズ調査を実施し、日本独自の訪問看護師・介護員のための暴力への対応のトレーニングプログラムを作成する。 2.トレーニングマニュアル・手引きと解説を作成し、トレーニング研修およびファシリテーター研修でプログラムの有用性を検証する。
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研究成果の概要 |
在宅ケアの現場において、訪問看護師・介護員が利用者およびその家族から受ける暴力の被害が深刻化している。そこで本研究は、訪問看護師・介護員における暴力への対応力向上のためのトレーニングプログラムを開発した。コロナ禍において、接触を伴う研修を実施することはできなかったため、Web研修で実施できるトレーニングプログラムを検討した。参加者はWebでも対面でも実施した研修内容の評価は高かった。訪問看護師・介護員が研修で活用できる暴力への対応トレーニングガイドと動画を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
訪問看護・訪問介護事業所は、経済的理由や少ない人員体制で運営しているために職員のトレーニングを実施できにくい状況である。本研究で作成した暴力への対応トレーニングガイドやポスターはWebからダウンロードできる。そして事業所内で動画を視聴しながら研修を実施できる。これらの成果物は、訪問看護師・介護員だけでなく、在宅医療・ケアに従事する者も利用可能である。さらに対応力を向上するためには、実際に在宅ケアの現場で発生した薬物混入事件、強制わいせつ事件、立てこもり事件を想定した場面での対応力も求められる。研修は、地域連携できる区域単位で、多職種が参加できるWebまたは対面研修の実施が有用である。
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