研究課題/領域番号 |
19K10847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 (2022) 北海道大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
青柳 道子 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (30405675)
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研究分担者 |
鷲見 尚己 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (30372254)
岩本 幹子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (50292040)
宮島 直子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (60229854)
進藤 ゆかり 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (70433141)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | がん患者 / 終末期 / 対話 / 意思決定支援 / 看護師 / コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
終末期がん患者が、残された日々をどのように過ごすかを決定することは、悔いなく生ききるために大変重要である。患者と最も接触する機会が多い看護師は、彼らの意思決定を支える役割を担っているが、その際に必要な対話力の個人差は大きく、十分に役割を果たせていない者もいる。しかし、なぜそのような個人差が生じるのかは明らかでない。そこで本研究では、看護師の対話力がどのように獲得され、その獲得に影響を与える要因は何かを質的研究と量的研究によって明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,終末期がん患者の望む生き方を支えるための看護師の対話力の獲得過程および対話力の獲得に影響する要因を明らかにすることである.今年度は,訪問看護師のがん患者を含めた終末期におけるコミュニケーションの文献の検討と訪問看護師を対象としたインタビュー調査を実施した.インタビュー調査はCOVID-19の感染予防のために,対面での面接調査からzoomを用いたオンラインによる面接調査に方法を変更して実施した.2つの訪問看護ステーションの看護師7名を対象として,終末期の療養者とのコミュニケーションの経験,その中で感じた困難とその対応などについてインタビュー調査を実施し,逐語録を作成し,分析データとした.現在そのデータを質的に分析中である.予定していた病棟看護師への面接調査は実施できなかったため,来年度に延期することとした.また,一昨年度に実施した,訪問看護師が終末期がん患者および家族に行っているコミュニケーション支援に関する質問紙調査のデータの分析と論文執筆を進めており,投稿を予定している.他,第37回がん看護学会にオンライン参加し,情報収集を行った. 今年度は,終末期がん患者の望む生き方を支えるための看護師の対話力の獲得過程モデル作成に向けて,十分なデータを得られるよう,病棟看護師,訪問看護師を対象とした面接調査を追加で実施してデータを集め,これまでに得られたデータと併せて質的に分析を進めていく予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
約3年にわたるCOVID-19流行によって,調査依頼ができなかったため.今年度に研究代表者が異動したことにより,助成金を使用できない期間が発生したため.
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今後の研究の推進方策 |
研究を推進していくために,データ収集と分析を担ってもらえる研究協力者を1人研究組織に追加する.面接調査の方法は,依頼施設と対象者に合わせて方法を柔軟に変更するなどの対応を行う.
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