研究課題/領域番号 |
19K10850
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
福録 恵子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (90363994)
|
研究分担者 |
川中 普晴 三重大学, 工学研究科, 教授 (30437115)
成田 有吾 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (50242954)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | サルコペニア / 骨折予防 / 運動器不安定症 / 高齢者 / デバイスフリーシステム |
研究開始時の研究の概要 |
モニタリング項目の厳選(調査A)、妥当性検証(調査B)およびデバイスフリーセンシング構築を進める。 ①MADS高齢者の主観的・客観的データを長期縦断的に取得し、それらの関連性をデータ科学の観点から分析する。②MADS高齢者の日常生活動作や生活パターンの変化、その影響要因・程度に関する調査を実施し、モニタリング内容を精選する。③看工連携により、デバイスフリーシステムの開発、実用化を進め良質で豊富なリアルデータ取得の実現を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究概要は、超高齢社会において世界的な健康課題であるサルコペニアを原因とする運動器不安定症(MADS)を対象とした転倒・骨折予防システムの開発に向けた基盤を確立することである。サルコペニアの発症、悪化を予測する、負担の少ないデバイスフリーセンシングを構築する必要性に応えるため、骨粗鬆症リエゾンサービスを活用して看工連携型で研究を進めるものであり、令和元年度は、①身体機能、②身体活動量、③環境関連要因、④主観的日常生活動作状況を縦断的にモニタリングし、ケア提供者と患者双方に有益となるセンシングの指標を見極めるため、予備調査終了後、令和2年度から運動器不安定症高齢者10名を対象に、1年間の縦断的調査を開始した。しかしながらCovid-19の影響により、継続調査の継続中止を余儀なくされた。そのため、転倒骨折を招くリスクの高い対象に絞り縦断的調査を進めることができるよう、令和4年以降、整形外科疾患による入院治療後、在宅で生活する高齢者や通所リハビリテーション利用高齢者等に対してデータ収集を行うべく、関係施設への依頼、調整を行ったが、計画通りの進捗が得られなかった。最終年度となる今年度は、対象者のサルコペニアリスク状況をより詳細に判断するため、超音波画像診断装置を用いて大腿直筋の筋厚および筋輝度を測定する予定であったが、正確な評価を行うための技術的要素が不十分であることから、本格的な導入には至らなかった。そのため、これまでに得られたデータを見直し、今後の研究につなげるべく考察を深めた。
|