研究課題/領域番号 |
19K10852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
古賀 明美 佐賀大学, 医学部, 教授 (00336140)
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研究分担者 |
松本 智美 活水女子大学, 看護学部, 講師 (40783361)
安西 慶三 佐賀大学, 医学部, 教授 (60258556)
浅田 有希 佐賀大学, 医学部, 助教 (70715771)
永渕 美樹 佐賀大学, 医学部, 看護職員 (70817303)
川久保 愛 佐賀大学, 医学部, 助教 (90710252)
藤井 純子 佐賀大学, 医学部, 看護職員 (10850555)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 糖尿病 / コーディネート看護師 / 糖尿病性腎症 / 重症化予防 / 地域医療連携 / 糖尿病腎症重症化予防 / 糖尿病性腎症重症化予防 / 糖尿病コーディネート看護師 / 糖尿病連携手帳 / 医療連携 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国の慢性透析患者数は32万人を超え,透析導入の原因疾患のうち糖尿病性腎症が最も多い。糖尿病専門医療機関とかかりつけ医の連携による,糖尿病性腎症の重症化予防対策が求められている。 そこで,佐賀県では糖尿病専門医療機関に所属する所定の教育を受けた糖尿病コーディネート看護師がかかりつけ医との連携を図るために病院外で活動するという先駆的な地域医療連携システムを構築してきた。 本研究では,糖尿病コーディネート看護師を中心とした地域医療連携システムの有効性を検証することを目的とする。
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研究成果の概要 |
わが国の慢性透析患者数は34万人を超え,透析導入の原因疾患のうち糖尿病性腎症が最も多い。佐賀県では,糖尿病性腎症の重症化予防対策として糖尿病専門医療機関に所属する糖尿病コーディネート看護師がかかりつけ医との連携を図るために所属する施設外で活動してきた。糖尿病コーディネート看護師を中心とした地域医療連携の取り組みは,県内の糖尿病性腎症を原因とする新規透析導入患者150名(2012年)を95名(2021年)まで減少することに関連したと思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の慢性透析患者数は349,700人に達し(日本透析医学会統計調査,2021年末),新規透析導入患者の39.6%の原因疾患が糖尿病性腎症である。医科診療医療費全体32兆円のうち,透析にかかる年間医療費は1.6兆円に達し,医療費全体から見ても大きな問題である。透析導入の原因を「病気の管理ができなかった人」というレッテルを貼り個人に帰すのではなく,社会全体の問題として患者の療養環境の改善に取組むことが望まれている。糖尿病コーディネート看護師の活動から,限られた人的資源を有効活用するための多くの示唆が得られた。
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