研究課題/領域番号 |
19K10863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 川崎市立看護大学 (2022) 大東文化大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
糸井 裕子 川崎市立看護大学, 看護学部, 教授 (20383094)
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研究分担者 |
小野崎 美幸 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (00424052)
吉田 昌 国際医療福祉大学, 大学病院, 教授 (20245640)
鈴木 明美 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 講師 (20525183)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | がんサバイバー / 視覚障がい者 / 緩和ケア / ニーズ / 医療 / 地域 / 在宅 / 課題 / 視聴覚障害者 / 視覚障害 / がん患者 / がん看護 / 医療・在宅におけるニーズ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、視覚障害のあるがん患者の医療・在宅における緩和ケアの対象である痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルの課題とニーズを特定し、緩和ケアを開発することである。また、開発した緩和ケアの普及のために、資料(日本語版、英語版、点字版、音声コード)および、WEBサイトにより情報発信しQOL向上への波及効果につなげる。
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研究成果の概要 |
本研究は、視覚障がいのあるがん患者の医療・在宅におけるQOL向上のための緩和ケアの開発を目的に行った。まず、視覚障害がいのあるがん患者の医療・在宅における緩和ケアの対象である痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな課題とニーズを特定した。また、課題をアンケート調査によって項目間の関係を明らかにした。これらの課題への対応策の糸口を見出すために、ワークショップを開催し、がん看護専門看護師、視機能療法士、参加者を交えて討議し方向性を見出した。最終的に開発した緩和ケアを普及するために、資料(墨字版、音声:CD・点字の説明入り)を作成し情報発信することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障がいのあるがん患者の課題とニーズに対する対応策を普及のために、資料(墨字版、音声CD・点字の説明入り)を医療施設や視覚障がい者団体に広く情報を発信したことは、視聴覚障がいのあるがん患者のQOL向上に貢献することができたと考える。 また、本研究のプロセスにおいて視覚がい者へのケアに関する看護教育の不十分さが指摘されたことから、看護教育の充実に向けた取り組みの必要性を見出すことができた。さらに、情報入手に関連した障害者のがん緩和ケアの特徴を明らかにする研究の促進につなげることができる。
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