研究課題/領域番号 |
19K10870
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
百田 武司 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (30432305)
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研究分担者 |
木下 真吾 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (00779704)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脳卒中患者 / 日常生活動作 / 看護ケア / ベストプラクティス / ベストプラクティス開発 / 回復期脳卒中患者 |
研究開始時の研究の概要 |
回復期リハ病棟の看護師が、脳卒中患者への日常生活援助の中で行う患者のADLを強化するために有効な看護ケアについて、システマティックレビューと全国実態調査から明らかにし、ベストプラクティスを開発する。そして、ベストプラクティスを用いたパイロットスタディを実施し、ランダム化比較試験(以下、RCT)プロトコールを完成する。将来的には、RCT実施により、エビデンスの確立を見込む。
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研究成果の概要 |
脳卒中患者は、リハビリテーション時間が長いほど良好な帰結が得られることが明らかであるため、看護師が、日常生活援助の中でADLを強化する看護ケアが有効と考える。しかし、日常生活援助の中で行うADLを強化するための看護ケアの介入効果については、十分なエビデンスが不明であり、エビデンス確立が課題である。 従って、本研究では、脳卒中患者への日常生活援助の中で行う患者の日常生活動作を強化するための看護ケアのベストプラクティス案を作成し、全国の脳卒中CN全員を対象とした、全国実態調査を実施した。さらに、ベストプラクティス案を洗練し、これを用いた介入研究プロトコールを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
入院中の脳卒中患者のADLを強化するための看護ケアの介入効果については、リハ病棟において看護師が週末に付加的な運動療法の実施により、入院期間はわずかに短縮されたとの報告があるものの希少である。また、看護師による他動運動の効果が認められなかったとの報告など、看護師による入院中の脳卒中患者へのADLを強化するための看護介入の効果は明らかにされていない。加えて、看護師による回復期リハ病棟に入院中の脳卒中患者へのADLを強化するための看護介入の実態も不明である。従って、本研究により、全国の実態を明らかにした上で、ベストプラクティスを開発したことは、意義が大きいと考える。
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