研究課題/領域番号 |
19K10883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
今井 亮 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (50739597)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 電話トリアージ / 救急看護師 / 教育プログラム / 救急電話相談 / シミュレーション教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、救急看護師の救急電話相談応対能力の強化を支援するシミュレーション教育プログラムを開発することを目的とする。 そのために、①国内・国外の救急電話相談に関する先行研究・文献を調査し、②救急看護師を対象とした全国調査をおこない、救急外来における救急電話相談の実態と教育的ニーズを明らかにする。目的①②で得られた結果を参考に、③シミュレーション学習用シナリオを作成し、救急看護師の救急電話相談応対能力の強化を支援するシミュレーション教育プログラムの実施・評価をおこなう。
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研究実績の概要 |
わが国における病院前緊急度判定システムが機能するためには、救急外来における電話トリアージに頻繁に関わる救急看護師が、救急医療システムの始まりにおいて、患者の緊急度ならびに重症度を推定し、個々の状況に応じたケアや治療を受けられる適切な助言を提供することが求められる。しかしながら、大半の救急患者の対応を担っている初期・二次救急外来では、医師が常在しないことも多く、患者や家族からの電話トリアージは、看護師の判断や実践力に委ねられている部分が多い。このような状況で、電話トリアージにあたることに不安やストレスを感じ、看護師が緊急度を推定することに疑問を抱いていることも少なくない。加えて、電話トリアージに対応するのは一般スタッフの看護師が最も多く、電話トリアージの場面にトリアージガイドラインがないことや記録を残していない施設が多いことが明らかにされている。 そこで、本研究では、救急看護師を対象とした全国調査を行い、救急外来における電話トリアージの実態と教育的ニーズを明らかにし、救急外来における電話トリアージ看護実践能力の向上を目的とした教育プログラムを開発することを目的としている。具体的には、電話トリアージに関する研究や教育の動向把握(目標1)、電話トリアージに関する実態と教育ニーズの明確化(目標2)、救急外来における電話トリアージ看護実践能力の向上を目的とした教育プログラムの開発(目標3)を、主な計画としている。 2022年度については、電話トリアージに関する実態と教育ニーズの明確化(目標2)を終え、電話トリアージのシミュレーションシナリオの作成および教育プログラムの開発に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
シミュレーションシナリオの作成ならびに教育プログラムの開発において、新型コロナウイルス感染症の影響により、専門家会議の調整が難儀したため、遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、教育プログラムを開発し、αテストとβテストを行う予定である。
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