研究課題/領域番号 |
19K10887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
牧野 晃子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40791489)
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研究分担者 |
宇都宮 明美 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80611251)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 集中治療後症候群 / ICUサバイバー / 循環器看護 / 看護師教育 / 心臓外科手術 / ICU退室後移行ケア / PICS / フォローアップ / 循環器外科 / 心臓手術後 / 看護外来 / 看護師教育プログラム / 病棟看護 / 外来看護 / Post Intensive care / 看護教育 |
研究開始時の研究の概要 |
重症患者の多くが生存退院可能となったが、救命した患者(ICUサバイバー)の多くが集中治療後症候群( Post intensive care syndrome;以下PICS)を発症する。PICSの予防と改善には、集中治療後も継続する包括的なPICSケアが重要とされ、集中治療領域における認識は高まりつつあるが、集中治療後のPICSケアは十分でない。本研究は、集中治療から在宅ケアに継続される包括的なPICSケアシステムの構築に向け、PICSケア看護師教育プログラムを作成することを目的とする。本研究の遂行は、集中治療後のケアを担う看護師のPICSケアに関する知識の普及と周知に期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、集中治療から外来ケアに継続される包括的なPICSケアシステムの構築に向け、PICSケア看護師教育プログラムを開発することである。文献検討、チャートレビュー、Webアンケート調査による実態調査と患者インタビューの結果から、教育プログラムに必要な項目を抽出するとともにシステム構築のために必要な要素を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
集中治療を受けた患者の多くは生命の危機的状況を乗り越えた後も、様々な身体的・心理的・社会的な苦痛と共に生活している。そのため、集中治療後のケアは、集中治療中から病棟、外来へと継続的、かつ包括的に行う必要があるが、患者の療養の場の移行により、分断されやすいのが現状である。本研究はICUサバイバーに対する集中治療から退院後の生活につながるケアの継続性に着目した点が特色であり、病棟看護師・外来看護師の知識や認識が高まることで、PICS予防とケアの改善に貢献し、患者QOLの維持向上、社会復帰率の向上や再入院の低下に期待できる。
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