研究課題/領域番号 |
19K10907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 甲南女子大学 (2022) 高知県立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
森本 悦子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (60305670)
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研究分担者 |
石橋 みゆき 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40375853)
小山 裕子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 非常勤講師 (50737509)
小原 弘子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (20584337)
宗澤 紀子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 准教授 (40637055)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 後期高齢がん患者 / 外来がん看護 / 療養支援モデル / 専門職連携 / 支援モデル / 外来看護 / 複合支援モデル |
研究開始時の研究の概要 |
近年の高齢化とがん治療の高度化は、外来治療を継続しつつ在宅で生活する高齢がん患者の増加をもたらしている。しかし地域に密着し多くの高齢がん患者が通院する一般病院において、その人らしさと日々の暮らしを支える視点をもち、在宅での介護を含めた外来看護を拠点とした、とくに今後の増加が確実な後期高齢がん患者に焦点をあてた支援は確立されていない。 そこで本研究は、先行研究で開発した、治療を継続しながら地域の一般病院に通院する後期高齢がん患者を支える在宅介護を視野に入れた、複合的な外来看護支援モデルを臨床に適用し、検証と評価を行い、洗練を図ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
地域の一般病院に通院する後期高齢がん患者への複合的な外来看護支援モデルは、患者ががん治療を継続しながら加齢に伴う緩やかな心身の機能低下のもと、暮らしが維持できるよう支援するモデルである。これは、コアナースを中心に支援の6指針(予備力の低下とがん治療に伴う心身への影響の査定、外来通院治療継続に関わる看護の実践、必要となる可能性のある他の専門職種との連携・協働等)に基づいた看護支援を、評価ツールと記録用紙を用いながら病院内外の多職種と協働して行うモデルである。このモデルの実行可能性と内容妥当性については外来がん看護に精通するCNSおよびCNにより認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の高齢化率は世界に先行する状況であり、それに伴い増加し続けている後期高齢がん患者に対して、本研究により検証された地域の一般病院に通院する後期高齢がん患者への複合的な外来看護支援モデルを適用することにより、後期高齢がん患者が地域の一般病院で外来での医療を継続し生活する上で必要な医療従事者および多職種との関わりや、住み慣れた環境維持につながり、その人らしい生を全うできるエンドオブライフケアの一部にもなりえると考える。
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