研究課題/領域番号 |
19K10919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 千里金蘭大学 |
研究代表者 |
中尾 友美 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (90609661)
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研究分担者 |
清水 安子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50252705)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 糖尿病 / セルフマネジメント / タイムマネジメント / 患者教育 / セルフケア / 就労者 / 生活時間 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、生活時間のマネジメントといった側面から、就労している2型糖尿病患者をサポートするためのシステムを構築し、保健指導従事者に普及するものである。生活時間のマネジメントといった視点から保健指導を行うことで、患者のセルフケア能力を高めることが今までの調査で明らかになった。そこで、開発した保健指導方法を普及するために、実際に保健指導を実施している医療従事者に、活用性について調査を行いたいと考える。食事や運動といった従来からある視点に“時間”という対処の視点を組み入れることで、新たなセルフケア獲得方法の提案をしたい。
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研究成果の概要 |
生活時間のマネジメントといった側面から、就労している2型糖尿病患者をサポートするための保健指導システムを構築し、保健指導従事者に普及することを目的とした。保健指導システムとして、e-ラーニングコンテンツおよびパンフレットを作成した。糖尿病看護の専門家を対象に、作成した看護システムの紹介をした後、その活用性を検討した。その結果、血糖値の改善のみに着目しがちな保健指導の視点を、包括的に患者を捉える方向に向けることができるのではないかという意見が得られた。また、病院だけではなく、クリニックや職場における活用についても検討することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病の患者教育というと、依然として食事療法や運動療法、薬物療法について説明することが多い。しかし、仕事をしている患者の多くは、必要性は理解しているが実施する余裕がない状況に置かれている。本研究で実施する保健指導は、健康よりも仕事を優先しがちな有職糖尿病患者の患者教育の枠組みを、時間をマネジメントするといった事に置き、多忙な患者が生活の中に糖尿病の管理を上手く組み入れられるように支援するものである。このような時間を上手く使うための試みは、糖尿病の管理だけではなく、生活や人生の見直しができるため、患者の生活の質の向上にもつながることが期待できる。
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