研究課題/領域番号 |
19K10925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福井県立大学 (2022) 名古屋大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
大島 千佳 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (30405063)
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研究分担者 |
藤本 悦子 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (00107947)
中西 啓介 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (10464091)
間脇 彩奈 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (10533341)
竹野 ゆかり 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (20509088)
安藤 詳子 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (60212669)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / 乳がん / 3Dスキャナー / 体幹 / MRI / 3Dスキャナー / 超音波エコー |
研究開始時の研究の概要 |
がん治療後の続発性リンパ浮腫では、早期に発症の兆候を発見し治療を開始することが、重症化の防止に極めて重要であるが、患者の多くは、患肢の極端な腫脹などの自覚症状から受診に到るケースが多く、適切な介入の時期を逃している場合が多い。本研究では、がん治療開始前の患者を対象として、自覚症状に先行するごく初期における患部の変化を、客観性の高い指標であるMRIを中心に、超音波エコー、生体インピーダンス、皮膚計測器などを用いて、多角的に捉え、その特徴を経時的に比較検討することによって、リンパ浮腫に対する早期介入プログラム構築の基礎とする。
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研究実績の概要 |
今年度は、体幹リンパ浮腫の新たな測定法開発の予備調査として、三次元(3D)スキャンシステムを用いた測定方法の信頼性を調査し、最小検出可能変化量(MDC)を定義することに取り組んだ。研究の概要は以下。 乳がんによる乳房切除術を受けた女性21名から取得した3D画像を用いて、体幹部の任意の8ポイントにおける患側と健側の体幹の厚みの差を算出した。信頼性の検証には、級内相関係数とBland-Altman分析を用いた。被験者21名中、欠落のなかった14名のデータを用いてMDCを算出した結果、8ポイント中7ポイントで得られる平均値に、系統的バイアスはなく、体幹中央付近の5ポイントで産出される値に、高い信頼性が認められた。しかしながら、体幹部の頭側・尾側の3ポイントでの値は信頼性を確保することができなかった。すなわち、3Dスキャニングシステムは、参加者の体幹部中央におけるの患側と非患側の厚さの違いを効果的に測定することが明らかとなった。なお今年度の研究成果は、Lymphatic Research and Biology (IF: 2.349). に掲載された。 また、今年度は、オハイオ州立大学総合がんセンター;乳がん治療センター Stefanie Spielman Comprehensive Brest Centerを訪問し、Karen Hock氏を中心とする理学療法士、医師助手の行う包括的リンパ浮腫ケアの実際を学んだ。なお、オハイオ州立大学総合がんセンターは、Lymphatic Education & Research Network(LE&RN)のリンパ浮腫管理における国際基準である「COMPREHENSIVE CENTER OF EXCELLENCE」を満たした世界に16か所しかない極めて貴重な施設である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍における被験者(リンパ浮腫患者)数の減少が、今年度も改善されなかったため、これまでに得られたデータをまとめ、論文として公表した。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究活動で、多くの新知見を得ることができたと考える。最終年度の研究活動は、これまで得られた知見をまとめ、つぎの研究活動に寄与できる形に発信することである。
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