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「食道癌術後患者へのケア・コーディネーションによる食の再獲得支援モデル」の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K10940
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関杏林大学 (2021)
東京女子医科大学 (2019-2020)

研究代表者

三浦 美奈子  杏林大学, 保健学部, 非常勤講師 (00320862)

研究分担者 井上 智子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 大学校長 (20151615)
矢富 有見子  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 教授 (40361711)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード食道癌 / 術後 / 食 / ケア・コーディネーション
研究開始時の研究の概要

食道癌術後患者は食の機能が著しく低下し、不快症状による食の困難さから十分な栄養摂取ができず体重が減り、生活が狭まり生きがいをも見失ってしまう。患者が自分に合った食生活を見出す「食の再獲得」支援が重要であり、多職種の高度な専門性が発揮されるようケアを統合・調整する「ケア・コーディネーション」が必須である。本研究では①術後患者の食の実態とプロセスの明確化、②食道癌術後患者の食の支援における各医療者の役割の明確化、③知見を統合し、「食道癌術後患者へのケア・コーディネーションによる食の再獲得支援モデル」構築をめざす。

研究成果の概要

食道癌術後患者および医療者への調査を行い、ケア・コーディネーションによる食の再獲得支援について検討を行った。食道癌根治術を受けた患者15名を対象に術後1年までの食の体験についてインタビューと参加観察を行った。患者らは術後早期から、手術により変化した身体への戸惑いや食べることの困難さに直面し、より苦痛が少なく食べられる方法を模索していた。医療者16名を対象にインタビューを行った。食の支援において各医療者が果たしている役割が明らかになった。これらから、患者への食の支援における重要な要素が見出された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

食道癌根治術を受けた患者は、手術により激変する食に難渋し試行錯誤している様子が明らかになり、時間の経過とともに新たな苦痛が出現していた。各医療者からは、特に入院中に充実した支援がなされていることが明らかになった。これらの結果から食道癌の手術を受けた患者へのケア・コーディネーションによる食の再獲得支援モデルに重要な要素が見出され、患者が必要とする医療・療養支援が行われるための課題が明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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