研究課題/領域番号 |
19K10946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柴山 大賀 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80420082)
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研究分担者 |
工藤 理恵 筑波大学, 医学医療系, 助教 (70908102)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 糖尿病 / 歯周病 / 医療連携 / 看護師教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、糖尿病を専門とする看護師による、糖尿病外来での歯周病管理に関する看護活動を向上させることを目指して、2020年度前半までに、糖尿病外来での歯周病管理(歯科との連携への働きかけを含む)に関する糖尿病を専門とする看護師の活動実態調査を行う。2021年度までに、その成果をもとに、糖尿病を専門とする看護師による医科外来での口腔の健康アセスメントを可能にするための看護師向け教育プログラムを開発し、2023年度までにプログラムの効果検証を行う。
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研究実績の概要 |
2023年度は、2022年度に実施した看護師向け研修の内容を発展させ、第28回日本糖尿病教育看護学会学術集会において、交流集会の形で、看護師による糖尿病患者の口腔内アセスメントの実際について演習を行った。26名の参加者があり、研修後のアンケートでは口腔管理についての知識、意欲、自信の向上を示す回答があり、高い評価を得た。昨年度よりも研修参加者が大幅に増え、糖尿病患者の口腔管理についての看護師の関心の高まりを実感した。 また、2022年度に行った研修後のフォローアップのためのインタビュー調査の結果を論文投稿した。分析の結果、研修後の満足度や看護師の変化について、興味深く有意義な内容が抽出されたが、出版には至っていない。対象者数の少なさについての指摘は対応が難しい部分もあるが、査読結果をよく検討して、さらなる内容の洗練に努め、次年度中の成果の公表を目指したい。 医科歯科連携において看護師が協働する可能性のある職種として歯科衛生士に注目し、茨城県の歯科衛生士会の協力を得て、歯科衛生士による糖尿病の口腔管理の実態調査を行った。75名から回答があり、成果発表に向けて結果を分析中である。歯科衛生士が歯科医院で糖尿病患者をどのように把握しているか、またそれを促進する可能性のある関連要因についての示唆が得られることを期待している。この結果をふまえて全国的な実態調査に拡大するべきかについても検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍による対面の研修の実施が予定より遅れている。 また、成果の論文発表に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年まで研究期間を延長し、看護師向け教育研修の最終段階を実施する。 また、これまでに得られた調査結果を論文化し、学術集会や学術雑誌上での公表に努める。
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