研究課題/領域番号 |
19K10970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
伴 佳子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (80726498)
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研究分担者 |
高橋 はるな 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (60779578)
小森 直美 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (70438307)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ディグニティセラピー / がん患者 / 一般病院 / 看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、看護師が実施するDTの紹介基準を作成するとともにDTの効果を確認する。 研究の進め方は、①文献や関連学会における情報収集、②調査実施準備、③がん治療中の患者に対する予備調査の実施、④国内のDT実施施設にヒアリングを行い、DTの効果と患者の特徴を情報収集、④これまでの結果を検討し、DTの紹介基準(案)を作成、⑤基準(案)を使用して終末期がん患者に対する本調査を実施し効果を確認する、⑥研究分担者と共に分析し、精錬されたものをDTの紹介基準とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、参加型アクションリサーチアプローチを用いてA総合病院においてディグニティセラピーを実践するためのプロジェクトチームを病院看護師とともに編成し、セラピストの養成、実践プロトコルのなど、実践のための基盤を整えた。 さらに終末期がん患者および再発がん患者に対してディグニティセラピーを実践し、精神的安寧や実存的苦痛の緩和の効果があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、海外では効果が検証されているにもかかわらず拒否率の高さから日本での実施可能性は低いとされたディグニティセラピーを、ホスピスや在宅ではなく、一般病院において看護師が実践することに意義がある。加えて、ディグニティセラピーの実践をとおして、終末期がん患者のみではなく再発がん患者に対しても実存的苦痛の緩和に効果があることを明らかにできた。
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