研究課題/領域番号 |
19K10976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 (2022) 岐阜大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
今田 葉子 岐阜医療科学大学, 助産学専攻科, 教授 (00326167)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 更年期女性 / ヘルスプロモーション / ストレスマネジメント / マインドフルネス |
研究開始時の研究の概要 |
更年期女性はホルモンバランスの崩れにより健康を害し、自律神経失調や心因性反応が起こりやすい。更年期のストレスマネジメント能力を高め、健康的な社会生活を営む事ができればその意義は極めて大きい。更年期女性の健康管理が予防的に実践可能となれば、社会における女性の活用促進、医療費の削減が期待できる。ここでは、更年期女性労働者の健康実態調査により、更年期症状と健康関連QOL、FFMQとの関連、勤労者の健康管理に対するニーズを明らかにした上で、新世代の認知行動療法として進化したマインドフルネス認知療法(MBCT)を用いて、更年期女性に対する精神症状の緩和に着目したストレスマネジメントプログラムの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
更年期女性を対象にしたストレスマネジメントプログラムの開発のためのプロトコルを再考し、マインドフルネスおよびストレス低減効果の評価は、次のとおりである。①更年期簡略指数(SMI)②Five Facet Mindfulness Questionnaire 日本語版③GHQ-12④唾液中コルチゾール また、プレテストでは、効果的な測定時期を確認した。1)採取前に軽くうがいをし安静にする2)口内(歯周炎等)に異常がある場合は実施しない3)食後1時間以上での採取 自己唾液採取日程等:前=MBCT実施前日:起床30‐60分後(日内中最も高いとされる)、日中、夜間(低下する)後=MBCT実施1,4,5,7,20,35日目:起床後、日中、夜間 結果:前_起床時コルチゾール平均値(SD)=1.97(0.169)n=2、前_日中コルチゾール平均値(SD)=7.70(3.833)n=2、前_夜間コルチゾール平均値(SD)=0.74(0.071)n=2、後_起床時コルチゾール平均値(SD)=3.27(2.180)n=8、後_日中コルチゾール平均値(SD)=1.22(0.782)n=3、後_夜間コルチゾール平均値(SD)=0.45(0.233)n=7 考察:特に日中コルチゾールは、夜間に比べ不安定な傾向がみられた。行動等調査メモにより、当日のイベント、ストレスの負担が大きいと自覚している際のコルチゾール値は高い傾向にある。選考文献およびこれらのことより、測定は、1日2回(起床後30~60分後とMBCT実施後30分以降で就寝前)、経口避妊薬の使用、飲酒直後などの除外等、条件設定、確認をした。これらの結果を踏まえ、研究参加者のリクルートを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は、MBCT8回の集団における対面セッション(8週間連続)およびストレス評価を含むプレテスト実施であるため、開催時期のタイミング・感染対策を図りリクルートしたが、新型コロナの影響により参加者がみられなかった。加えて研究者の下肢の骨折により、今年度の継続を断念した。
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今後の研究の推進方策 |
対象:40~59歳女性 研究期間:リクルート6,7月開始 9,10月以降:同意取得後、MBCT介入前調査、MBCT(8week)実施後、4週間の12週間までとする。アフターコロナではあるが、引き続き感染対策を講じながら、対象者へのテストを予定。 研究期間中の検査・観察・調査:唾液検査(コルチゾール値)、FFMQ(日本語版)、SMI、GHQ-12(日本語版)
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