研究課題/領域番号 |
19K10981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
亀田 幸枝 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (40313671)
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研究分担者 |
浜 耕子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (30326483)
米田 昌代 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326082)
曽山 小織 (高野小織) 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (10405061)
桶作 梢 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (70785831)
河合 美佳 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (00832916)
西村 未来 石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (50846128)
野沢 ゆり乃 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (90909045)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ルーブリック / 助産実践力 / シミュレーション / 周産期 / 演習 / 助産実践能力 / パフォーマンス評価 / シミュレーション教育 / 助産学実習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、周産期の臨床場面を想定したシミュレーション教育と臨地実習で使用できる助産学生の助産実践能力形成を促すルーブリックを開発し、その有用性を検討することを目的とする。さまざまな状況の中でも学びの質として共通する助産実践能力の構成要素を検討し、演習でのシミュレーション教育から実習にかけて、学生の助産実践能力の形成プロセスを継続的に評価できるルーブリックの開発を目指す。ルーブリックの試案を作成後、演習・実習で使用しつつ、ルーブリックの信頼性・妥当性を検討する。学生へのインパクトおよび教員の自己教育力へのインパクトを分析し、ルーブリックの有用性を検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、周産期のシミュレーション教育と実習で使用できる助産学生の助産実践能力形成を促すルーブリックを開発し、その有用性を検討することである。めざすパフォーマンスを可視化することにより、教員と学生双方に共通認識が持て目標設定が明確化する。学生は自己評価とそのフィードバックを得ることよって自身の課題を確認でき自己成長につながる。教員にとっては、教育・研究活動を通して自身の教育力の成長に貢献できると考える。 2020年度に妊娠期、分娩期、産褥・新生児期の3つのルーブリック(2020年度版)を作成した。ルーブリックには、4つの観点(マタニティケア能力、観察技術、コミュニケーション力、省察)を設定し、パフォーマンスのレベルは4段階評定(理想的、標準的、発達初期、未熟)とした。各マトリックスには、妊娠期、分娩期、産褥・新生児期に求める能力を記述し、学生や教員がパフォーマンスを評定しやすくなるように各マトリックスに例示を加えた。2021年度は、作成したルーブリックの有用性を検討するために、シミュレーション演習で学生のパフォーマンス評価にルーブリック(2021年度版)を使用しデータ収集を行った。 対象は2021年度、2022年度入学の助産学生およびシミュレーション演習を行った助産教員とし、2021年度は2大学で調査し、助産学生9名、教員11名から協力が得られた。調査内容は、学生と助産教員には各場面での学生のパフォーマンスに対するルーブリック評定(学生は自己評定)と評定理由、ルーブリックを使用した感想・学び・改善点とした。加えて助産学生には、自律的な学習への意識調査(遠藤ら、2012)を行った。2022年度の調査データと合わせて、ルーブリック評定の信頼性と妥当性、ルーブリックを用いた演習が学習者にもたらす成果と問題点について分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究のエフォート(計画時:20%)の達成が困難であったため、データの分析に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
データ分析を完了させ、投稿準備をすすめていく。
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