研究課題/領域番号 |
19K10992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
増田 美恵子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70289916)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 更年期女性 / 認知機能 / 記憶 / 注意 |
研究開始時の研究の概要 |
更年期症状は、日本人女性では肩こりなどの身体症状の他、記憶力の減退、集中力の低下も高頻度で出現し、主観としては記憶や注意の変化を自覚する更年期女性は多い。しかし、更年期女性の記憶や注意は本当に低下するのだろうか。本研究では、記憶や注意のテストバッテリーを用いて閉経前後を縦断的に調査することによって、客観的な記憶の変化を明らかにする。また、記憶や注意が低下するのなら、なぜ低下するのか、ホルモンなどの生理的要因や抑うつなどの心理社会的要因を含めた影響要因を探る。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、わが国における更年期女性の認知機能、特に記憶および注意の変化とその影響要因を明らかにすることである。 記憶や注意については、主観と客観は必ずしも一致しないため、本研究では申請者の開発したテストバッテリーを活用して、多面的な記憶と注意の変化を客観的に検証する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため、予定どおりに進んでいない。また、記憶や注意は個人差が大きいため、本研究では横断研究ではなく縦断研究によってプロスペクティブに個人内の変化を明らかにする予定であったが、縦断研究も計画通りに進んでいない。 2023年度は、45歳~59歳の女性を対象として、更年期女性の記憶及び注意の変化を解明するための調査を実施すべく準備を進めた。また、更年期症状には、内分泌学的な要因に加えて、心理・社会的要因も大きく影響するが、先行研究からはどのような要因が影響するのか明らかになっていないため、本研究では、ストレス、うつ、睡眠などの状況を調査することによって、多方面から影響要因を探る。記憶及び注意への影響要因の特定を行うための質問紙調査についても、新型コロナウイルス感染拡大のため遅れがちではあるが、調査方法や調査手順の検討を行い、調査を行う準備を進めた。記憶や注意の変化および記憶や注意に与える影響は統計的に分析する。 今後は、検討した調査方法や調査手順に基づいて、記憶及び注意の変化を解明するとともに、記憶及び注意への影響要因を特定するための調査を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査方法や調査手順を再検討し、調査の実施が遅れたため。
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今後の研究の推進方策 |
再検討した調査方法や調査手順に基づいて、記憶及び注意の変化を解明するとともに、記憶及び注意への影響要因を特定するための調査を進める予定である。
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