研究課題/領域番号 |
19K10998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 (2021-2022) 奈良学園大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
温井 祥子 (美甘祥子 / 美甘 祥子) 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (10613804)
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研究分担者 |
中塚 幹也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990)
井田 歩美 摂南大学, 看護学部, 教授 (70549203)
片岡 久美恵 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (20613780)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 着床前スクリーニング / 着床前診断 / 不育症 / 看護 / 意思決定 / 習慣性流産 / 看護ケア / 意思決定支援 / 女性 / 着床前診断・スクリーニング |
研究開始時の研究の概要 |
不育症女性は,繰り返す流産による喪失体験のために,高率に不安症やうつを合併する。次回の流産を回避するために海外では,着床前診断や着床前スクリーニングが行われており,日本においても希望者が増加すると予測される。このような不育症女性には,体外授精による身体的な負担だけではなく,胎児への不安や倫理的問題に直面することによる心理的な負担が加わるため,医療職者は十分なサポートを行うべきである。本研究では,着床前診断や着床前スクリーニングを受けるかどうか迷った不育症女性や実際に受けた不育症女性の心理と希望するサポートを調査し,看護ケアへの示唆を得ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
着床前診断・スクリーニングの適応となる不育症女性は、繰り返す流産による喪失体験に加え、体外授精による身体面への負担や胎児への不安、倫理的問題に直面し心理面への負担が大きい。本研究では、ソーシャルメディア上の投稿内容を分析し、不育症女性の着床前診断への語りと情報ニーズについて質的帰納的に分析した。不育症女性は、着床前診断について具体的な情報を求めていること、結果への嘆きや継続への悩みが語られていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
着床前診断・スクリーニングの実施数が多くない現状の中で、不育症女性の着床前診断についての語りと情報ニーズについて明らかにすることができた。本研究で明確になったことを基盤に、着床前診断・スクリーニングを希望する不育症女性への看護支援の構築に貢献できる。
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