研究課題/領域番号 |
19K11002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)
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研究分担者 |
矢郷 哲志 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00778243)
大久保 功子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (20194102)
幸本 敬子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (80778960)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 子育て支援 / ファミリーパートナーシップモデル / 産前産後 / 専門職育成 / こども虐待予防 / 育児支援プログラム / 看護職育成 / 子ども虐待予防 / 育児支援 / 産前・産後 / 子どもの発達 |
研究開始時の研究の概要 |
周産期うつや不安障害をもつ妊産婦が増えており、産前からの質の高い支援が求められている。親子の関係性支援が強調される中で、親とのパートナーシップを形成し、家族の強みに着目した支援の重要性が高まっている。本研究では、欧州のファミリーパートナーシップモデル(Family Partnership Model)に基づいて開発された育児支援プログラムを用いて、看護職者への訓練を行い、地域における産前産後の育児支援を実施する。更に、育児支援プログラム導入による各変数の評価により、その介入効果について検証することを目的とする。
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研究実績の概要 |
親子が産前産後の重要な時期をいかに過ごすかによって,その後の将来を大きく左右し,短期的および長期的な影響を及ぼす。英国で開発されたファミリーパートナーシップモデル(Family Partnership Model,FPM)に基づいた産前・産後プロモーショナルガイド(Promotional Guide, PG)は、支援者と親の間でパートナーシップを築きながら、親との対話を促進し支援を行うためのプログラムである。プログラムの目的は、児の成長発達やwell-being、母親と父親双方が親になることへの適応を促進することである。 これまで行政機関における親子の支援に関わる専門職を対象とし、日本語版PGを用いた講習会を開催し専門職のトレーニングを行ってきた。当該年度は、トレーニングコースとしての実現可能性や適応、プログラムの実践における有用性を評価した。それにより、産前・産後を通じて同一の専門職が親との対話を促し、親子の強みやニーズを理解して支援を行うための示唆が得られた。また、対象者の反応はプログラム自体には肯定的であったが、実践における適用に関する課題が明らかとなった。これらのことを踏まえ、原版開発者と定期的な協議を行い、プログラムの文化的適応に関する検討や本研究の計画の再検討を行った。今後は、専門職が状況に応じてトレーニングの受講方法を選択できるようにプログラム導入に関する具体的な検討および整備を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度は、感染症再流行の影響を受け、専門職者を対象とした講習会を開催できなかった。そのため、すでに収集されたデータの分析を行う期間とした。今後は、対象者数を増やし、更なる検討を行う必要がある。このような理由により、研究遂行はやや遅れているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、対象者を増やし研究を遂行する。今後は、原版開発者からの助言をふまえ、ハイフレックスでの講習会開催などの方法を変更し、早急に整備を進める予定である。
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