研究課題/領域番号 |
19K11003
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
新家 一輝 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (90547564)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | きょうだい / 小児がん / 自分らしさ / 成長発達 / 情報共有指針 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、小児がん治療中の子どものきょうだいが、家庭、保育・教育期間等での生活、そして新たに加わる医療との関係の中で、自分らしく生活して行けるための情報共有指針を見出すことである。また、この情報共有指針を活用したきょうだいへの病気等説明の実施と、ワークショップへえの導入効果それぞれを分析する。 小児がん診断以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいが、さまざまな環境との関係性の中で体験していることと、自尊心やQuality of Lifeを含む心身の状態について、きょうだい自身と親の認識双方から明らかにし、支援への示唆を得るとともに、情報共有指針の作成と実践への応用に繋げる。
|
研究成果の概要 |
小児がん診断以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいが、家庭、保育・教育機関といった生活や医療との関係性のなかで体験していることを、調査し分析した。調査は、学齢期以降にあるきょうだいご自身の認識と、また幼児期以降(学齢期以降も含む)にあるきょうだいの親の認識を通して行った。 また、定期開催しているきょうだいを対象としたワークショップ「きょうだいの会」の実践の効果を記述し、一部公表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児がん診断以降、積極的な治療期にある子どものきょうだい自身や親の認識を通した体験を記述した論文は国内外ともに非常に少ない。また、そうした時期にある小児がん治療中の子どものきょうだいを対象とした医療機関で開催するワークショップの取り組みも国内外をみても多くはない。 本研究成果は、小児がんの積極的な治療期といった先進医療に臨む子どものきょうだいの体験を記述することで、彼らの本質的なニーズの理解に貢献し、そのニーズに応える日々の実践やワークショップ等の取り組みのあり方へ示唆をもたらす。
|