研究課題/領域番号 |
19K11013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
樋口 幸 (石川幸) 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (10567209)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 新生児 / 予防的スキンケア / 画像診断 / 皮膚評価ツール / 皮膚バリア機能 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、新生児の皮膚画像データを解析し、皮膚バリア機能と角層バイオマーカーならびにスキンブロッティング法を用いた皮膚内部の炎症反応との関連を明らかにする。これにより、新生児の皮膚画像と皮膚バリア機能、皮膚組織内の炎症反応との関連を科学的に検証することで、画像を用いた新たな新生児の皮膚評価ツールの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
新生児の皮膚は、外界の様々な刺激から体を保護する役割を果たしているが、非常にデリケートで外部環境の影響を受けてバリア機能が低下しやすいという特徴がある。近年、新生児期に皮膚バリア機能を良好に保つことが、経皮感作やアレルギー予防に有用であるとされ、個々の皮膚状態に適したスキンケアの重要性が示唆されている。しかし、スキンケアを担う母親の約8割がわが子の皮膚トラブルやバリア機能の低下を正しく認識できていない。また、不適切なスキンケアの実施はかえって皮膚バリア機能を低下させるため、誰でも正確に皮膚状態が把握できるツールが必要である。 本研究の目的は、新生児の皮膚画像データと皮膚バリア機能と角層バイオマーカーならびにスキンブロッティング法を用いた皮膚内部の炎症反応との関連を明らかにすることである。これにより、新生児の皮膚画像と皮膚バリア機能、皮膚組織内の炎症反応との関連を科学的に検証することで、画像を用いた新たな新生児の皮膚評価ツールの開発を目指す。 当該年度、対象新生児200名のリクルートとデータの収集、ならびに皮膚画像の診断を実施した。今後は皮膚バリア機能等を加えて解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019から2020年度は、COVID-19の感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響により、研究活動の中断が余儀なくされた。 2021年度は、COVID-19の感染者発生状況の推移と大分県内の緊急事態宣言の解除を受けて、調査施設と研究者とで検討を重ね、感染予防対策を徹底することを条件に研究活動を再開した。再開後は順調に調査が行われ、当初の計画より遅れたものの、予定した対象数のリクルートならびに調査が終了した。今後は学内での分析作業になるため概ね順調に進展すると考える。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、研究協力者と協力して調査で収集した測定データ、ならびに画像解析を行い、論文化する。また、新生児の皮膚画像と皮膚バリア機能、皮膚組織内の炎症反応との関連を科学的に検証することで、画像を用いた新たな新生児の皮膚評価ツールの開発を目指す。
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