研究課題/領域番号 |
19K11017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 駒沢女子大学 |
研究代表者 |
松尾 真規子 駒沢女子大学, 看護学部, 准教授 (10301706)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 保健師 / アタッチメント・スタイル / 乳幼児 / 養育者 / 援助要請 / セルフ・コンパッション / 内省機能 / セルフコンパッション / 親子関係 / 虐待予防 / 育児支援 / 新生児訪問 / 家庭訪問 / 保健師-養育者関係 / 介入方法 |
研究開始時の研究の概要 |
虐待予防においては妊娠期から切れ目のない支援を行うことが重要とされ、保健師には重大な役割が期待されている。しかし、これまでの研究では、保健師が養育者に寄り添って支援することが重要と言われている一方で、養育者との関係構築や介入方法についての困難さが浮き彫りとなっている。そこで本研究では、保健師及び養育者に面接、さらに質問紙により、保健師が行っている介入の実際や、保健師-養育者関係を築くために必要な保健師の言動を調査する。さらに、海外で行われている技法を、国内で取り入れることができないか検討、効果を検証する。
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研究成果の概要 |
乳幼児の養育者を対象に、インタビュー及び質問紙調査により、保健師に対する援助要請の促進要因を検討した。また、養育者のパーソナリティ特性としてアタッチメント・スタイルに着目し、援助要請との関連における調整要因の検討を行った。そのプロセスの中で近年援助要請を促進すると言われているセルフ・コンパッションにも着目し、セルフ・コンパッションが調整要因となり得るか検討した。さらに独自尺度を開発し、アタッチメント・スタイルと援助要請及び養育者の内省機能との関連における調整作用を検討した。今後の虐待予防につながる保健師としての養育者支援の姿勢、心理教育等、介入への示唆が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳幼児の養育者の保健師に対する援助要請の促進要因及び養育者のアタッチメント・スタイルと援助要請との関連、アタッチメント・スタイルと内省機能との関連における調整要因を明らかにした。今後、援助要請に消極的な不安定なアタッチメント・スタイルの養育者に対する支援のあり方及び母子保健における心理教育等に示唆が得られた。
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