研究課題/領域番号 |
19K11036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
櫻井 育穂 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (30708516)
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研究分担者 |
丸 光恵 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (50241980)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 成人移行支援 / 思春期・青年期 / 小児慢性特定疾患 / transition / 移行期医療 / 移行支援 / 子ども / 家族 / 移行期支援 / 移行医療 / 思春期・成人期 / 小児慢性疾患 / 教育プログラム / 小児看護 / 患者家族中心のケア |
研究開始時の研究の概要 |
近年の医療の進歩により、小児慢性疾患をもつ子どもの多くが成人期に達していることから成人型医療への移行の必要性が指摘されている。しかし、それらは医療者主体となり、患者家族が主体的かつ中心的に準備を行う体制は未だ整えられていない。移行には、医療者、患者、家族それぞれの課題が多岐にわたり存在していることから、本研究では、10代の小児慢性疾患患者と家族の多様な心理社会的ニーズと、それに対する医療者の支援の内容を明らかにし、患者家族中心の移行期支援における医療者向けの教育プログラムの開発・実施・評価を目的とし、インタビュー等による調査を行うこととする。
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研究実績の概要 |
10代の小児慢性疾患患者と家族に対する成人移行支援の実態を明らかにし、患者家族中心の成人移行支援における医療者向けの教育プログラムを開発・実施・評価する研究を行っている。 2020年度に実施した医療機関における10代の小児慢性疾患患者と家族への成人移行支援の実態調査の結果から、成人診療科との連携の課題および移行後(転科後)のフォローアップ体制の不足が明らかとなった。海外の調査では、移行後の患者へのフォローアップは移行の成功のキーとなる重要な要素であり、医療の継続を維持し、患者の満足度やQOLを高めることが言われている。しかし、日本においては、いまだ成人診療科への転科を行うことに焦点が置かれ、移行後(転科後)のフォローアップに対しては未整備である。よって、日本の成人移行支援における成人医療の課題を明らかにし、患者への継続的支援を検討する必要があることがわかり、今年度は研究準備および一部調査を行った。また、2020年度の調査結果の内容を論文として公表した。今後は、成人診療科への調査をすすめ、小児および成人診療科の課題を踏まえて患者家族中心の成人移行期支援における医療者向けの教育プログラム開発を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究準備は整ったものの、コロナ禍にあり対象者との調整が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、成人移行支援における成人診療科の課題を調査、抽出し、患者・家族中心の移行支援における医療者向けの教育プログラム作成のための項目を選定する。その内容について実践者および専門家より助言を受け精選していく。
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