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人工呼吸器を装着した児と家族のヘルスケア機能を増進するためのケアガイドライン開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11041
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関高知県立大学

研究代表者

中井 美喜子  高知県立大学, 看護学部, 助教 (80827634)

研究分担者 瓜生 浩子  高知県立大学, 看護学部, 教授 (00364133)
長戸 和子  高知県立大学, 看護学部, 教授 (30210107)
森下 幸子  高知県立大学, 看護学部, 准教授 (40712279)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードヘルスケア機能 / 家族 / 人工呼吸器 / ケアガイドライン
研究開始時の研究の概要

人工呼吸器を装着しながら地域で生活する児と家族に焦点を当て、療養生活を安定させる為に家族が発揮しているヘルスケア機能を明らかにし、児と家族の両者の健康生活の調和を図ることを目指したケアガイドラインの開発を行うことを目的としている。
医療技術の進歩に伴い人工呼吸器を装着し在宅で生活する子どもが増加しているが、医療行為を含む介護は家族に大きく依存し、家族は自分達の生活や健康を犠牲にして児の健康管理やケアに取り組んでいる。人工呼吸器を装着した児とともに生活する家族が安定した療養生活を維持していく為には、児に適切なケアを提供し病状の安定を図るだけでなく、家族全体の健康管理も行うことが求められる。

研究成果の概要

本研究は人工呼吸器を装着し地域で生活する児と家族に焦点を当て、療養生活を安定させるために家族が発揮しているヘルスケア機能を明らかにした。
24時間人工呼吸器を装着した児の介護を行っている家族にインタビュー調査を実施。家族は平常時から様々な予防策を取り、療養生活の中で見出した家族なりのケアを実施していた。繰り返す体調の良し悪しやCOVID19の影響を受けたことで、経験値に基づいた判断基準や体調悪化時に踏みとどまらない勇気を獲得していた。家族は介護を継続させるために体力づくりや、社会と繋がりを持ち続けていた。頼れる専門職の存在や同じ病気を持つ親との繋がりが、療養生活を継続させていく力にもなっていた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

人工呼吸器を装着した児とともに生活する家族が安定した療養生活を維持していくためには、児に適切なケアを提供し病状の安定を図るとともに、家族全体の健康管理や生活管理も行い、健康的な日常生活を営むこと、両者の調和を図る家族のヘルスケア機能の視点が重要である中で、家族が発揮しているヘルスケア機能を明らかにしたことは、人工呼吸器を装着した児との家族療養生活を、家族が児の病状管理や適切なケアを提供しつつ、家族全体の健康管理や生活管理も行い、健康的な家族日常生活を営むという、家族全体の生活や健康の維持の両者に配慮していく重要な視点となった。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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