研究課題/領域番号 |
19K11044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
辻 佐恵子 北里大学, 看護学部, 講師 (70422889)
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研究分担者 |
鎌田 佳奈美 摂南大学, 看護学部, 教授 (30252703)
小島 ひで子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (50433719)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 子ども虐待 / 看護師 / 困難さ / セルフマネジメント / ストレス / ストレス緩和 / 感情 / ストレスマネジメント / セルフケア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、被虐待児とその家族にかかわる看護師を対象にしたセルフケアプログラム を開発・施行し、その効果を評価することである。 まず、虐待ケアに携わる看護師に対する効果的なサポートの示唆を得るために「看護師のセルフケア/サポート」に関連したシステマティック・レビューを実施する。これによりセルフケアプログラムに必要な要素を抽出し、プログラム試案を作成する。 次に、プレ調査として虐待ケアにかかわる看護師を対象としたセルフケアプログラム試案を実践し、その内容および方法について評価を行う。 最終段階として、プレ調査の結果に基づいた修正版セルフケアプログラムを作成し、その実践と評価を行う。
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研究実績の概要 |
今年度は虐待問題を抱えた子どもと家族のケアに携わる小児看護師を対象に調査した成果をまとめ、論文作成を行った。関連学会誌への投稿を行ったところ、査読においてコアとなる概念に関連した指摘を受け、査読結果を踏まえて内容を検討中である。 さらに、本調査の対象者が10名と少なく、対象者の所属先による特徴からデータに偏りもみられたため、分担研究者とともに研究対象者の選定基準、除外基準および調査内容の見直しを行った。 インタビューデータの分析において「困難さ」や「苦悩」などとネーミングした内容について、「ストレス」という概念に位置付けることがが適切かどうかを検討し、新たな視点で分析をし直している。2024年度は1年間の延長を申請し、丁寧に分析を行っていく方向である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質的調査の内容および対象者を見直し、追加調査をする予定であったが、追加調査前の結果を論文としてまとめた内容を学会誌に投稿したところ、重要な概念に関する指摘を受けたため、追加調査の前に分析結果を再度見直している。そのため、当初の予定より進捗が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでキーとなる概念として使用していた「虐待問題を抱えた小児看護師ストレス」について、概念の定義づけを丁寧に実施する。そのうえで現在までのデータを見直し、再度分析を行っていく。その結果をまとめ、再度論文投稿する予定である。
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