研究課題/領域番号 |
19K11047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
岡本 美和子 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (70435262)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 乳幼児揺さぶられ症候群 / メンタルヘルス / 子育て支援 / 子どもの泣き / 介入 / 初産婦 / 経産婦 / 産褥期 / 泣き / 親子関係 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、日本におけるSBS予防のための教材やクラスには予防効果を高め母親のメンタルヘルス改善に繋がると考えられている「子どもを観察しその特徴を捉え深く理解することで感度良く子どもの要求に応える」内容や「子どもの泣きを識別し要求に沿った具体的な対処方法」を取り入れた予防プログラムは極希少で、その有効性についての検討もなされていない。 そこで本研究は、母親のメンタルヘルス改善にも寄与すると考えられる新たなSBS予防プログラムを開発し、その有効性を検証することである。その成果は両親学級や退院指導、育児学級等の臨床現場で広く利用され、看護者が行う早期育児支援として広く貢献し得ると考える。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、母親のメンタルヘルス改善に寄与すると考えられる新たなSBS予防プログラムを開発し、その有効性を検証することである。プログラムの内容は、「親子の相互作用」「子どもの育ちを知る」「遊び&スキンシップ」「泣き声はシグナル」「泣いた時の対処」「休息のすすめ」「パートナーのサポート」「乳幼児揺さぶられ症候群」で構成している。介入による検証の結果、SBS予防のための知識と対応に関する項目の得点が介入後に上昇していた。また、母親の気分の評価ではPOMSの「怒り-敵意」、「混乱-当惑」において有意に低値が示され、出産後早期の女性のメンタルヘルス改善に寄与することが認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における学術的意義は、既に国内で実施されているSBS予防プログラムに母親のメンタルヘルス改善に寄与する内容や子どもの泣きを識別し要求に沿った対処の仕方を包含した新たなSBS予防プログラムを開発しその有効性を検証したことにある。有効性が認められたことにより、国内の両親学級、退院指導、育児学級等広く臨床現場において、出産後の生活を見通した子育て支援が可能になる点である。
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