研究課題/領域番号 |
19K11056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
福澤 利江子 (岸利江子) 筑波大学, 医学医療系, 助教 (20332942)
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研究分担者 |
トゴバタラ ガンチメゲ 筑波大学, 医学医療系, 助教 (10773830)
杉本 敬子 筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (50700548)
カツマタ アサコ・タケクマ 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80816520)
谷口 真由美 一般社団法人部落解放・人権研究所(調査・研究部), 企画・研究部, 非常勤研究員 (90388653)
萩野谷 浩美 筑波大学, 医学医療系, 助教 (40719316)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 出産ケア / WHOガイドライン / 妊産婦を尊重したケア / ドゥーラ / 出産付き添い / 非医療的支援 / 出産 |
研究開始時の研究の概要 |
2018年2月にWHOが発表した新ガイドライン「ポジティブな出産体験のための分娩期ケア」の全56項目のうち特に初めの4項目とドゥーラサポートの概念に注目する。産科医療の受け手(出産1年以内の女性)と提供者(産科施設に勤務し分娩期ケアを提供する医療者)を対象に質問票調査とインタビュー調査をおこない、ガイドラインの実施状況と日本の出産ケアの実態を探り、改善に役立つ教材を開発する。
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研究実績の概要 |
R4年度は実態調査を実施する計画であったが、業務多忙のため研究を進めることがほとんどできなかった。新型コロナウィルス流行に伴う国内外の出産ケアの変化について文献検討を進めることはできた。新型コロナウィルス流行に伴う研究計画の変更点として、調査フィールドの再検討が必要になった。女性を尊重する妊産婦ケアを実装するための国際出産イニシアティブについての定期的な勉強会の開催や、ホワイトリボン憲章「妊産婦を尊重したケア憲章:すべての女性と赤ちゃんの権利」について根拠となる法律を参照した翻訳、国内への普及について、ホワイトリボン連盟本部の責任者と共におこなった。ホワイトリボン憲章の国内普及のために医学書院「助産雑誌」で連載執筆を開始した。また、妊産婦を尊重したケアについて産後ケアのWHOガイドラインが2022年3月に発表されたことを受け、要旨の日本語訳に取り掛かり、勉強会開催を通して、妊産婦を尊重したアプローチを用いた産後ケアガイドラインの国内における普及意義を検討することができた。国際的なガイドラインや指針と国内の実践やガイドラインとのギャップに対して、新型コロナウィルス流行の収束を経て、海外や国内では今後どのような出産ケアが臨床や社会で期待され、定着していくのか、動向を把握し、状況に対応した研究計画に修正して進めていく必要がある。WHOガイドラインをはじめ海外の指針について、今後も文献検討や情報収集を継続する必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス流行と職場の人員不足が続く中、業務が多忙で研究を計画通りに行うことができなかった。研究期間を延長し研究を進めたい。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス流行が社会に及ぼした影響を検討するため、実態調査の評価尺度を見直しつつ柔軟に対応していきたい。
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